新たな合従連衡を生むクラウドコンピューティング [ITmedia エンタープライズ 火曜日版（PlanIT） 2008/08/05]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・
【ITmedia エンタープライズメール 火曜版：PlanIT】2008.08.05
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/planit.html
ITmedia エンタープライズ PlanITは企業、組織変革を目指すITマネジャーを対象に
しています。最新ITソリューションはもとより幅広いテーマのコラムを連載し、IT
マネジャーのビジネス感覚を刺激します。ITmedia エンタープライズ PlanITの
ラインアップをお届けします。
──────────────────────────────────────
■今週の注目記事
──────────────────────────────────────
■注目記事
Weekly Memo：新たな合従連衡を生むクラウドコンピューティング
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/8n/x/enterprise/articles/0808/04/news024.html
HP、Intel、Yahoo!が7月29日、クラウドコンピューティングに関する共同
プロジェクトを発表。IT分野の新たなパラダイムに向けた合従連衡の動きが
本格化しそうだ。
HP、Intel、Yahoo!という有力IT企業3社による共同プロジェクトの発足が象徴する
ように、クラウドコンピューティングをめぐる合従連衡の動きがここにきてにわかに
活発になってきた。この分野では、GoogleやAmazon.comが先行しているとみられて
いるが、本格的なビジネスに向けた戦いはまさしくこれからだ。
とりわけ、今後の主戦場となりうるエンタープライズ市場では、きめ細かいサービス
やアプリケーションの展開までを考えると、どれほど有力なIT企業といえども孤軍
奮闘するばかりでは立ち行かなくなるだろう。IT分野の新たなパラダイムに向けた
熾烈な主導権争いが、今まさに始まろうとしている。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コラム執筆者より
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「新しいパラダイムの胎動を聞く」
Weekly Memo担当 松岡功氏
クラウドコンピューティングは今後、ITマネジャーのみなさんが注目し続ける大きな
パラダイムだと思います。技術的な側面はもとより、IT業界のメインプレーヤーが
どのような動きをしていくのか、そしてその動きがどのような意味を示しているのか
も重要なポイントになってくるはずです。Weekly Memoではそうした新たな
パラダイムの胎動についても追いかけていきたいと考えています。
第4のパラダイムシフトの起点――Salesforce for Google Apps
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/8n/x/enterprise/articles/0804/21/news014.html
GoogleとSalesforce.comが4月14日に発表した新サービス「Salesforce for Google
Apps」に見たITシステムの利用形態の変化について考えてみたい。SaaSの活用は
企業システムでは限定的ととらえられがちだが、着実にその範囲は広がりつつある。
それはクラウドコンピューティングへのパラダイムシフトを意味する。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
╋PlanIT 最近の記事から
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
編集部の注目記事は、コラム「闘うマネジャー」のRFPに関する記事。執筆者の
長崎県のCIO、島村秀世氏は県庁のさまざまなシステムをオープンソースで開発して
いるが、その場合でもRFPをどうするかが問題になるとしています。
長崎県ならではの県庁担当者とSI企業、ベンダーとのシステム開発に関する
コミュニケーションについて語ってくれています。
メディアが変わる!? ―― Google版Wikipedia「Knol」の衝撃
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/8n/x/enterprise/articles/0807/28/news012.html
米Googleが7月23日に一般公開したナレッジ共有サイト「Knol」に注目したい。
Google版Wikipediaとも目されるこのサイト、さまざまな意味でインパクトが
ありそうだ。
企業競争力のカギ：インフラ部門をビジネスドライバーへ導くサービスマネジメント
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/8n/x/enterprise/articles/0807/31/news004.html
IBMはTivoliで実現するITSMがインフラ部門のビジネス的価値を向上させ、企業
競争力を高めるカギになると考えているようだ。
サービスセントリックな企業ITを目指す：日本HP、ITILv3準拠のプロジェクト管理
ソフトウェアをリリース
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/8n/x/enterprise/articles/0807/29/news097.html
日本HPはITILv3ベースのプロジェクト管理ソフトウェアでユーザー企業のビジネス
部門とIT部門のギャップ解消を目指すという。
Next Wave：携帯Web分野でも世界から無視される日本
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/8n/x/enterprise/articles/0807/17/news046.html
世界中に瞬く間に普及した携帯電話。その市場規模は携帯電話のWeb活用の進展で
さらに大きく広がろうとしている。これに対して日本企業はかつての小型家電での
栄光を取り戻せるのだろうか。
闘うマネジャー：開発現場の混乱、紛争はRFPで解決されない
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/8n/x/enterprise/articles/0807/15/news052.html
市民権を得たような見えるRFPだが、発注者側が主体的に書くという状況が
当たり前、ということではないようだ。
──────────────────────────────────────
■PlanITと連動する2つのサイトより注目記事を紹介
──────────────────────────────────────
PlanITはITmedia エンタープライズの2つのサイトと密接に連動しています。
「事例サーチ」「ITmedia エグゼクティブ」との連動により、ITマネジャーの
みなさんのビジネスプランづくりに役立つ情報提供を目指します。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
╋ ITmedia エンタープライズ 事例サーチより
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ITmedia エンタープライズ 事例サーチは製品導入の効果を企業の最新事例で
伝えます。
■注目記事
医療機器フィールドサービス企業の情報共有：
君臨するリーダーはいない――携帯Webで迅速、正確なサービスを
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/8n/x/enterprise/articles/0807/22/news086.html
医療機器の設置から保守サービスまでを請け負う東京富士サービス。顧客からの修理
依頼などの問い合わせに迅速に応えるために、グループウェアとWebデータベースを
連動させた仕組みを構築した。
人命をあずかる医療現場で、医療機器を停止させることは許されない。そのため、
医療機器の設置から保守サービスを一貫して請け負う会社には、修理依頼などの
コールに迅速に対応することが求められる。入電管理から現場で働くスタッフまで、
全員で情報を共有することで迅速な対応を実現した東京富士サービス。どのように
システムと社内ルールを構築したのか。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
╋ ITmedia エグゼクティブより
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ITmedia エグゼクティブは企業の部長職以上の方を対象にした会員制コミュニティー
サイトです。
登録希望の方はこちらへ。
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1I/8n/x/
■注目記事
老舗ワイナリーに魅せられたCIO：基幹システムに新しい息吹を
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1I/8n/x/executive/articles/0807/04/news004.html
コーベルのCIO、ロバート・バーンズ氏は、19世紀創業のワイナリーである同社に、
21世紀のITを取り入れた。ERPプロジェクトの迷走とBIシステムのトラブルに終止符
を打ち、同社の発展に寄与したそのノウハウとは？
ぶどうの収穫のタイミングや醸造の温・湿度調整、品質管理など、ワイン造りには
繊細さが求められる。こうした作業はこれまで人の手で行われていたが、現在では
ITシステムを活用してより正確かつ迅速に業務を進めていこうとするワイナリーも
登場してきた。