ビジネス通信 誠[Vol.0217]2011/03/15 配信
Business Media 誠 Business Media 誠の吉岡綾乃です。先週金曜日に起こった大地震、皆さま大丈夫でしたでしょうか。読者の皆さんとその周りの方々のご無事と安全をお祈りします……。それでは、「ビジネス通信 誠(まこと)」第217号をお送りします。
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東北関東大震災、関連情報のまとめ
Business Media 誠では3月14日より、東北関東大震災の災害関連情報を優先して記事を掲載しています。本ページでは、誠やITmediaに掲載した記事のほか、有益なWebの情報源をまとめています。本ページは随時更新します。(3月14日掲載)

icon 相場英雄の時事日想・特別編:
地方紙、テレビ、ラジオへ――被災者のためにTwitterでの情報発信を!
東日本を襲った巨大地震の被害は一段と深刻になっている。今、被災者たちはどんな情報をほしがっているのだろうか。通信手段が限られる中、地方紙、テレビ、ラジオは被災者が必要とする情報をTwitter経由で発信してほしい。(3月14日掲載)

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1ポイントから募金できる――広がれ、企業ポイントの「募金活用」
東北地方太平洋沖地震の被災地を支援するため、募金をする人が増えている。マイレージなどの企業ポイントを募金に回せれば、より多くの募金を集められるのではないだろうか。(3月13日掲載)

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国税庁、宮城など5県の納税者の確定申告期限を延長
国税庁は3月12日、東北地方太平洋沖地震の発生に伴い、国税に関する申告・納付などの期限の延長を行うと発表した。対象は青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県の納税者。(3月12日掲載)

icon 松田雅央の時事日想:
海外メディアはどう報じているのか? 東日本大震災の衝撃
東日本大震災の衝撃をドイツのメディアはどのように報じたのか。地方紙は1面に震災の写真を掲載し、ニュース専門チャンネルも震災関連の情報を流している。今回の時事日想は大震災がもたらした衝撃をドイツの視点から報告する。(3月15日掲載)

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余震続く――「緊急地震速報」で危険回避を
東北地方太平洋沖地震の発生後、余震が続いている。ケータイ向け「緊急地震速報」も活用して危険を回避してほしい。(3月14日掲載)

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放射線漏れを感知する、東日本のモニタリングポスト一覧
被ばく者も出るなど、深刻な状況となっている福島第1原発。もし放射線が漏れた場合、各地に設置されているモニタリングポストの数値を確認すれば、その行方について推測できるかもしれない。(3月15日掲載)

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放射線漏れにどう対処すれば? 東大・早野教授がコメント
東北地方太平洋沖地震で緊急停止した東京電力福島第1原発の今後が懸念されている中、東京大学理学系研究科の早野龍五教授がTwitter上で寄せられた質問に回答、その内容をサイエンス・メディア・センターがまとめて公開している。(3月14日掲載)

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大手3行、地震被災者向けの優遇金利融資を3月14日から実施
大手3行は、東北地方太平洋沖地震の発生に伴い、個人被災者や法人被災者向けの特別融資の概要を発表した。(3月12日掲載)

icon 郷好文の“うふふ”マーケティング:
戦時のような今こそ、平和な自転車に乗ろう
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。電力不足による計画停電で各鉄道会社が電車の運行を休止したり、本数を減らしたりしている。通勤が難しくなる中、改めて注目されるのが自転車通勤だ。(3月14日掲載)

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ユニクロ、ヒートテック30万着など被災地へ寄贈――総額14億円の義援金も
ユニクロやジーユーを運営するファーストリテイリングは、グループ全体で14億円の義援金(柳井会長個人分10億円を含む)の寄付を決めた。ヒートテック30万着など7億円分の衣料品も寄贈する。(3月14日掲載)

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JINSのメガネを1本買うと100円の復興支援金
アイウェアショップの「JINS」は、メガネやサングラスを購入すると1本当たり100円を東北地方太平洋沖地震の復興支援金として寄付する。期間は3月31日まで。(3月14日掲載)

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再び“帰宅難民”を生む恐れも出てきた
東京電力の計画停電を受け、首都圏の“朝の足”が大混乱した。鉄道各社は帰宅時間帯に運行できるかどうか明確にしておらず、再び帰宅難民を生む恐れも出てきた。(3月14日掲載)

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首都圏大混乱! 鉄道運休などで通勤の足を直撃
鉄道の運休などで、首都圏で混乱が起きている。主な鉄道会社が当初予定していた運行予定をまとめてみた(状況によって変更の可能性あり)。(3月14日掲載)

14日の輪番停電、時間とエリアの一覧 (3月13日掲載)
国内自動車メーカー、工場の操業一時停止 (3月14日掲載)
コンビニエンスストア各店の節電、停電時の営業状況 (3月14日掲載)
首都圏の商業施設で臨時休業 (3月14日掲載)
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 先週もっとも読まれた記事は、「電車や駅でのマナー、不快に感じるものは?」。2位は「やられっぱなしの消費者金融、“大逆襲”か」、3位は「若者はお金を持っていないんです!」となりました。

 ランキング上位の3本はいずれも先週以前に掲載された記事です。なんだか、遠い昔の話のようですね……。このランキングは過去1週間分の各記事の累計PVから出しているのですが、地震発生以降、誠では各記事の平均PVが大きく下がっており、それ以前からほとんどランキングの結果が変わっていません。この傾向が続くと、しばらくランキングは大きく動かないかもしれません。

 今回のピックアップ記事は、土曜日から月曜日にかけて掲載した、地震関連のものを中心に選んでいます。誠/ITmediaでは地震関連の記事をたくさん掲載しておりますが、地震関連の記事は、「東北関東大震災、関連情報のまとめ」というページに集めました。このページは随時更新していきますので、情報収集にお役立ていただければ幸いです。

Information
 金曜日の午後、地震が起こったとき皆さんどこにいらっしゃいましたか。誠ブログにも書きましたが、私はちょうど会社にいたので大事にはならず、その後は情報収集しながら社外にいる社員の安否確認をしていました。電話や携帯メールが通じない中、ほとんどのメンバーはTwitterや会社メールで無事が確認できたのですが、一番最後まで分からなかったのが誠 Styleの岡田記者。この日は取材に行くということと、取材先の社名は聞いていたものの、23区内にある本社にいるのか、それとも多摩エリアにある事業所なのかは分からなかったからです。ブログにあるように彼がいたのは本社で、「電話が通じない以上、会社に戻って顔見せないと!」という一心で2時間歩いて帰ってきたのですが、姿が見えたときには思わずパチパチと手を叩いてしまいました……。

 首都圏の多くの方は「帰宅難民」という形でこの地震に巻き込まれることになったわけですが、正直金曜日の夜の時点でも、これほどまでの大事になるとは思っていなかった方が多いのではないでしょうか(少なくとも私はそうです)。あれから数日が経ちましたが、事態の深刻さはいや増すばかり。私……というか編集部の周りでも、それぞれがそれぞれの形で地震に向き合っていることを感じます。

 例えば誠ブログ。ある意味当然ですが、地震発生後は地震関連のエントリしか上がっていません。誠ブログのブロガーさんたちはそれぞれまったく違う仕事をしている人たちで、普段は各自の仕事に関係する話題を書かれているのですが、でも、みな今の共通テーマは「地震」。それぞれがそれぞれの感じ方・考え方で思うところを書く中で、ブロガーどうしで「今自分たちが書くべきことは何か」「通常の個人ブログよりも、多くの人に読まれる場なのだから、他の人がこれを読んだときどう感じるのか、普段以上に意識して書くべきではないのか」といった議論が盛んに行われています。

 記事方針という意味では誠編集部も頭を悩ませています。トップページにも明記している通り、私の方針は「Business Media 誠では災害関連情報を優先的に掲載するとともに、通常記事の更新も行っていきます」なのですが、「地震関連以外の記事(特に娯楽色の強いもの)を上げていいのかどうか?」という判断が難しい部分です。

 たとえば誠 Styleでは「JINSのメガネを1本買うと100円の復興支援金」といった記事を上げていますが、このニュース1つ取っても「メガネ買おうかな」という人と「ふざけたニュース」と怒る人と真っ二つ。もっと娯楽色が強い記事を上げたら批判が集まることは間違いありません。ほかにも「ゲームセンターやパチンコ店といった娯楽施設は営業を自粛すべきだ」「○○(テレビ局)でアニメを放送している、信じられない」「こんな非常時にイベントをするなんて、どんな神経をしているんだ」という意見を、あちこちで見かけます。

 「でも」と思うのです。不謹慎だと憤慨する気持ちは分かりますし、もちろん節電は大切です。でもいつまでも不謹慎だ自粛せよとばかり言っていたらダメです。こんなときだからこそむしろ、モノが売れて、商売が成り立って、面白いコンテンツ(例えばテレビならお笑い番組とか歌番組とか)に人が集まって……となっていかなかったらいつまでも経済が回らず、経済復興なんて望めません。寄付だけじゃダメなんです。商売して、お金を稼がないと。こんなときだからこそむしろ、(節電しつつ)贅沢するくらいじゃないと……と私は思っています。

 こういうことを書くと、きっと不謹慎だと怒られると思います。でも小さな一歩として。とりあえず昨日は、普段買わない高い珈琲豆を買って、ちょっと高級なケーキを買っておやつにしてみました(我ながら、ホントに小っちゃいですね)。誠も今日から少しずつ、いつも通りの雰囲気にもどしていきたいと思います。
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