ビジネス通信 誠[Vol.0243]2011/06/28 配信
Business Media 誠 Business Media 誠の吉岡綾乃です。私は6月生まれなのですが、じめじめする梅雨は大嫌い。6月は休日もないし、オトナになったら誕生日もうれしくなくなっちゃったし……梅雨時はいつも体調&テンションが下がりがちなので、はやく夏が来ないかな、と思っています。それでは今日も「ビジネス通信 誠(まこと)」第243号をお送りします。
おすすめ記事
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何が改革を妨げるのか?――現役官僚が語る、官僚や東京電力の問題
改革派官僚として知られ、国家公務員制度改革推進本部事務局で関連法改正などを進めてきた経済産業省の古賀茂明氏。1か月で16万部が売れた『日本中枢の崩壊』の刊行記念会見では、改革を妨げている公務員制度の問題点や、電力会社が各業界を支配する構造について語った。(6月22日掲載)

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どんなトラブルがあったのか? 仮設住宅の建設に携わった人たち
東日本大震災によって、いまだ多くの人が避難所での生活を強いられている。全体的に工事に遅れが出ているが、仮設住宅を建設するにあたりどういったトラブルがあるのだろうか。実際、建設に携わったアキュラホームの担当者に話を聞いた。(6月21日掲載)

icon 松田雅央の時事日想:
欧州を震撼させている、O104の猛威
北ドイツを中心に新型の病原性大腸菌O104が猛威を振るっている。感染者は3500人、死者は39人。感染源も北ドイツで生産されたモヤシと特定されたが、事態が収束するのはまだまだ先のようだ。(6月21日掲載)

icon 藤田正美の時事日想:
なぜ菅さんが首相ではいけないのか?
菅首相の進退について日々憶測が飛び交っている。筆者は、目の前のことをあれこれと「食い散らかす」菅首相の姿勢に疑問符を付け、復興を軌道に乗せることが第一とした超党派の協力体制を構築することが大事だと主張する。(6月27日掲載)

icon ちきりんの“社会派”で行こう!:
日本に起業家が少ない理由
しばしば耳にする「なぜ日本には起業家が少ないのか」という話。ちきりんさんはその理由について、「起業家は日本の大組織では耐えられない人がなるものというコンセプトがあるからではないか」と主張します。(6月27日掲載)

相場英雄の時事日想:
「東電とケンカをしても無駄。なぜなら……」――新潟県三条市の市長に聞く
福島県南相馬市からの被災者を受け入れた、新潟県の三条市。震災後の政府や官僚の対応について、國定勇人(くにさだ・いさと)市長はどのように見ているのか。また避難生活の原因を作った東京電力について、率直な意見を聞いた。(6月23日掲載)

icon 野島美保の“仮想世界”のビジネスデザイン:
ソーシャルゲームユーザーは、いつ財布を開くのか――顧客満足度とマネタイズの関係
どんなに面白いゲームを開発しても、せいぜい10%台の課金率というソーシャルゲーム。日々刻々と変化するユーザーの気持ちを追いながら、マネタイズのタイミングを判断するための「満足度曲線」理論を紹介する。(6月24日掲載)

icon 嶋田淑之の「リーダーは眠らない」:
15%節電で首都圏企業は“我慢の節電”に――省電舎・川上光一社長
東京電力や東北電力管内における夏の「ピーク時15%節電」が始まろうとしている。企業は節電要請に対してどのように応えようとしているのか。省エネルギー・ビジネスの専業企業として、日本のパイオニア的な存在である省電舎の川上光一社長に話を聞いた。(6月24日掲載)

icon 吉田典史の時事日想:
なぜ会社員は“クビ宣告”を跳ね返せないのか
上司から「辞めるように」と言われた――。こうした事態に陥ったとき、どのような対応をとればいいのだろうか。会社に残ることはさほど難しくないが、その後は“イバラの道”が待っているようだ。(6月24日掲載)

icon 遠藤諭の「コンテンツ消費とデジタル」論:
ネットの世界に住む巨大なゴリラとは何か――「ソーシャルネイティブ」の時代
FacebookやTwitter、Apple、Google……IT業界のプレーヤーたちが出す新しいサービスや製品に私たちが振り回されているうちに、実はその背後で、非常に大きな変化が起こっているのではないか。ネットとリアルで起こりつつある、その大きな変化とは……。(6月23日掲載)

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苦しい営業から逃れるために、すべきこと
「営業マンは自分自身がブランドになるべき」と聞いても、ピンと来る人は少ないだろう。なぜなら多くの営業マンは、“売り込みのテクニック”ばかりに興味を持っているからだ。しかしテクニックばかりに頼っていると、行き詰まるときがやって来るだろう。(6月22日掲載)

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サラリーマンの小遣いはいくら? バブル崩壊後最低に
サラリーマンは小遣いをどのくらいもらっているのだろうか。20〜50代のサラリーマンに聞いたところ、1カ月の平均は3万6500円であることが分かった。新生フィナンシャル調べ。(6月27日掲載)

icon 誠 Weekly Access Top10(2011年6月4日〜6月10日):
今週末のピーク時電力使用率はギリギリ!?
福島第一原子力発電所の事故で逼迫する東北電力・東京電力管内での電力需給。夏本番に入り、エアコンなどをつけるところも増えるとあって、そろそろ需要が供給を超える状況が現れそうだ。(6月23日掲載)

icon それゆけ! カナモリさん:
任天堂の「Wii U」は血みどろの戦いを覚悟したのか?
任天堂からWiiの後継機が発表された。「Wii U(ウィー・ユー)」。しかし、「斬新さがない」「画期的な機能がない」などとして、発表後に同社株価が年初来安値を更新する波乱含みの船出となっている。(6月22日掲載)

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オヤジの理屈による「AKB48」VS.「少女時代」比較論
「第3回AKB48選抜総選挙」の過熱する報道を冷静に横目で見ていた私(48歳)の最近の“ヘビーローテーション”は、少女時代の「MR.TAXI」である。私の周りのオヤジに少女時代の隠れファンは多い。我々オヤジは、AKB48より、断然、少女時代の方が好きなのである。(6月21日掲載)

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原発で働いていた作業員69人は、どこにいったのか
東京電力福島第1原発で働いていた作業員69人の所在が分からなくなっている。臨時雇用が終わって連絡が取れない人がいるとみられるが、偽名登録が疑われるケースも目立っている。(6月27日掲載)

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新卒の採用開始が12月になった理由と各々の思惑
採用活動の早期化が問題となったことを受け、リクナビ、マイナビなどの新卒採用サイトがオープンを10月から12月に遅らせた。日本経団連なども遅らせようとする方針を示したが、すべてが中途半端な話となり、学生不在の議論になっていると筆者は主張する。(6月24日掲載)

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ハーレクインを“立ち読み” デジタルサイネージで
ソフトバンク クリエイティブはデジタルサイネージ向けに、タッチパネルに直接触れながら電子書籍を閲覧できるようにするアプリを開発。アプリを利用したハーレクインコミックスの「立ち読みサービス」を、6月26日から博多港国際ターミナルで開始する。(6月22日掲載)

icon 郷好文の“うふふ”マーケティング:
“私のリクエスト”で稼ぐ、新たなラジオビジネス
米国人口の3割のユーザーを抱えるネットラジオのパンドラ。先日の上場で時価総額26億ドルの企業となったが、その人気の秘密は“リクエストビジネス”にあるようだ。(6月23日掲載)

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レトロクールな炭酸復活。メローイエローとスプライト
日本コカ・コーラは、炭酸飲料「メローイエロー」を6月27日に発売する。また、「スプライト」をリニューアルし、7月25日に発売する。(6月21日掲載)

icon まとめ読み!誠 PDF:
どういったタイプの人が、ニートに向いているの?
読者から注目を集めた記事を、まとめて読むことができる「まとめ読み!誠 PDF」。今回は人気ブロガーちきりんさんと日本一のニートを目指しているphaさんの対談記事をまとめました。(6月27日掲載)

icon 岡崎宏司のクルマ DE トリップ:
タフなクルマ――SLRマクラーレンロードスター
2007年に登場したSLRマクラーレンロードスターは、ハンパな気持では付き合えない「タフなクルマ」だ。助手席に女性は招かない方がいい……。(6月27日掲載)

icon 投資4コマ漫画『カブ・ジェネレーション』:
非情なるハゲタカの投資
不定期土曜連載でお送りしている『カブ・ジェネレーション』。銘柄に対してこだわりを持たず、冷徹な株式売買に徹するハゲタカくん。しかし、その方針で失ったものもあるようです。(6月25日掲載)

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ちょいとそばでもたぐろうか 仕事帰りは“サク飲み”で
都心に働くサラリーマンやOLらの間で「勤め帰りに一杯」の楽しみ方が変わってきた。給料が増えない中、さっと短い時間で割安に済ます“サク飲み”派が目立っているという。(6月24日掲載)

icon 山形豪のノルウェー紀行:
ノルウェー建国記念日に第2の都市「ベルゲン」を歩く
ノルウェーは、豊かな文化と美しい自然に彩られた国だ。特に国土の南西部のフィヨルド地域は多くの旅行者を魅了する。旅は、ハンザ同盟の拠点として長い歴史を持つ港街「ベルゲン」からスタートする。(6月24日掲載)

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革職人の手作りiPod nano用ウオッチバンド
仏ジャン・ルソーは、iPod nanoを腕時計のように装着できる「オリジナルストラップ」のオーダーメイドを6月下旬から受け付ける。職人がハンドメイドで作成し、各素材限定50本、製作期間は10日だ。(6月23日掲載)

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大人向けのレゴに世界一高いドバイの塔
レゴ・アーキテクチャーシリーズに「ホワイトハウス」(7140円)、「ロックフェラーセンター」(4620円)、「ブルジュカリファ」(3255円)が追加される。発売は7月。(6月21日掲載)

草食系男子ではない? 主導権をとってくれる“リード系男子”に注目 (6月27日掲載)
新入社員に聞く、理想の生き方を実践しているアニメキャラは? (6月27日掲載)
デジタルサイネージやニンテンドー3DSも採用、3Dディスプレイ市場が急拡大 (6月27日掲載)
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「私も、被ばくした」――蓮池透が語る、原発労働の実態(前編) (06月07日掲載)
「フーターズ」のビアガーデンがお台場に期間限定でオープン (06月13日掲載)
 先週もっとも読まれた記事は、「役員報酬、最も多いのは誰?」。2位は「現役大学生が働きたい業界は『商社』……働きたくないのは?」、3位は「大企業の正社員、3割は会社を辞める」となりました。トップ3だけでなく10位まで見ても、久しぶりに原発関連の記事が少ないランキングです。

 ランキングには入りませんでしたが、編集部からぜひ読んでほしいオススメ記事をご紹介します。まず、「『東電とケンカをしても無駄。なぜなら……』――新潟県三条市の市長に聞く」。福島県南相馬市からの被災者を受け入れた新潟県三条市の市長に、相場英雄さんがインタビューしたものです。被災者受け入れの実体、国や中央の政治家に対する思い、そして東京電力についての率直な意見を聞いています。ちょっと長い記事ですが、前編と併せてぜひお読みいただければと思います。

 もう1つは掘内記者の力作記事、「何が改革を妨げるのか?――現役官僚が語る、官僚や東京電力の問題」『日本中枢の崩壊』の著者で経済産業省の現役官僚、古賀茂明氏の会見のようすを詳細にまとめたものです。『日本中枢の崩壊』は公務員改革の流れや電力会社改革などについて書いた本で、発売1カ月で16万部を超えるベストセラーに。しかし民主党政権の公務員制度改革を批判した古賀氏は現在、経産省から退職を打診されています。古賀氏はどんな考えなのか、何が改革を妨げるのか。内容の濃い記事にまとまっていますので、本を読んだ方もこれからの方もご一読を。それにしても、これだけ頭が良くて肝が据わった大物官僚がクビになってしまうとしたら、それは何か間違っているのでは。国にとっても大きな損失だと思うのですが……。

Information
 週末に掲載した「東日本大震災ルポ・被災地を歩く:冠水、悪臭、ハエ――震災から3カ月、被害が拡大している現実」。この連載ではこれまで震災直後の被災地の様子をレポートしていましたが、筆者の渋井哲也さんにお願いして、震災から3カ月経った「現在の被災地」の様子を書いていただいた記事です(この後、あと2本掲載予定です)。

 この記事も、いつも通りYahoo!ニュースやmixiニュースに二次配信したのですが、そこで書かれていた一部のコメントを読んで目を疑いました。「津波が来ると知っていて住んだ自己責任」などと書いている人がいたからです。もし自分の身に同じようなことが起こったら、そんなことが言えるのでしょうか。津波だけではないです。例えば「地盤がゆるいと知っていて住んだのだから、直下型の地震が来ても自己責任」「木造住宅が密集していると知っていて住んだのだから、火事で延焼しても自己責任」……少なくとも私には言えません。

 そのほか「3月の時点で知ってたことを、今更記事にしているのか」と書いている人もいました。筆者の渋井さんは「すべての情報は誰かにとってはすでに知っている情報ですし、読み手がどんな風に読むかは自由です。しかしながら、真意を伝えられないのは書き手の問題かもしれない」と謙虚に言っておられましたが、それは違うはず。私はむしろ誠では、「今さら」なことを「あえて」載せ続けたいと考えています。

 震災から3カ月半が経ちました。テレビのニュースでは原発事故や放射能の問題は現在進行形だけれど、地震・津波の被災地について放送されることはほとんどないように思います。アイティメディアでも「復興スマートジャパン」という特集ページを作って、東日本大震災に関する記事や、震災被害からの復興についての記事をまとめて公開していますが、実はこの特集ページも、7月中旬で更新終了の予定になっています(今のところ)。

 でも、復興はまだまだこれからです。関東以西に住んでいる人たちの多くにとっては、地震と津波の被害は終わったことになっているのでは……と思ってしまうほどですが、だからこそ震災の記事を載せていかなくてはいけないのかな、と思っています。正直なことを言えば、3〜4月に比べれば、震災関連の記事はだんだん読まれなくなっています。PVを集めて(=記事をたくさんの人に読んでもらって)広告を回してお金をいただいている我々のビジネスモデルからすれば、読まれない記事をコストをかけて載せ続けることは、あまり頭が良いことではないのかもしれません。でも、誠を訪れてくれる人たちが震災を「忘れない」ためには、しつこく被災地の記事を載せ続けることも意味があるんじゃないか……そう考えています。

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