攻殻機動隊「タチコマ」リアル再現、8分の1サイズで発売 音声認識でおしゃべり、“並列化”も [ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン 金曜日版 2017/3/24]


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◆  事例に見る、ディスラプターに負けない「普通の企業」たち。
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 業界構造をも破壊してしまう“ディスラプター”が各業種で力を伸ばしています
 では、ディスラプターに負けていない従来型企業たちの特徴は何なのか?

 デジタルトランスフォーメーションの今を解説すると共に
 事例を交えながら、ディスラプター企業と従来型企業との違いも探っていきます

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ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン金曜日版は、1週間の重大ニュースに関連して
セットで知っておきたい過去のニュースをご紹介します。

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         今週の重大ニュースを記事ピックアップ!
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【3月23日のニュースから】
■攻殻機動隊「タチコマ」リアル再現、8分の1サイズで発売
 音声認識でおしゃべり、“並列化”も
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/52i/1C/news/articles/1703/23/news116.html
家電ベンチャーのCerevoが、アニメ「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズに登場する小型
多脚戦車「タチコマ」を約8分の1のサイズで再現。スマートフォンアプリで脚や車輪
を遠隔操作できるほか、音声認識機能を備え、ユーザーと自然な会話が楽しめるとい
う。価格は15万7400円(税別)。

【過去の記事もあわせて読む】

■アニメ「PSYCHO-PASS」の超リアルな「ドミネーター」発売へ
 “犯罪係数”測定、自動変形も再現(動画あり)
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/52i/1C/news/articles/1602/05/news121.html
Cerevoは昨年2月には、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する特殊拳銃を実
物大で再現した「ドミネーター」を発売した。

■異色の“走るプロジェクターロボ”「Tipron」発売
 変形ギミック搭載 「家中の壁をディスプレイに」
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/52i/1C/news/articles/1612/09/news095.html
Cerevoが昨年12月に発売した、プロジェクターを搭載する自走式ホームロボット
「Tipron」(ティプロン)。ロボットの姿で映像の投影場所まで自走し「投影形態」
に変形するギミックを搭載している。

■「これ誰が買うの……?」 ニッチすぎるのに人気沸騰
 スマホで最大4枚のSIMを切り替える「SIM CHANGER デルタ」が生まれたわけ
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/52i/1C/news/articles/1608/30/news050.html
スマートデバイスのSIMカードを差し替えることなく4枚のSIMカードを切り替えて利
用できる“ニッチすぎる”ガジェット「SIM CHANGER デルタ」も開発。その狙いは。


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   コラム:ニッチな家電で世界に切り込む
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攻殻機動隊「タチコマ」リアル再現、8分の1サイズで発売
 音声認識でおしゃべり、“並列化”も
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/52i/1D/news/articles/1703/23/news116.html

「ねえねえ、バトーさん!」――そんな声が聞こえてきそうな、タチコマのロボット
が発売されました。脚や腕が電動駆動し、スマートフォンから遠隔操作が可能。音声
認識機能でユーザーが話した言葉を理解し、音声合成エンジンを使い、アニメと同じ
声で返答します。リンゴを見せながら「これはリンゴ。甘いんだよ」と教えると、情
報を記憶する――などなど、これでもかとギミックが詰め込まれています。報道向け
の発表会では、作中と同じように童謡「手のひらを太陽に」を歌い出す一幕も。記者
は思わず「おお!」と声を上げてしまいました(実際には版権の関係もあり、歌う機
能が実装されるかはまだはっきりとは決まっていないようですが……)。

開発を手掛けるCerevoは、2008年に創業した家電ベンチャー。約10年間で数十もの製
品を世に送り出してきましたが、いずれも「ネットとつながる家電」「他社が作らな
い家電」という製品イメージは一貫しています。タチコマに先立ち、昨年発売された
「ドミネーター」(アニメ「PSYCHO-PASS」に登場する拳銃)は、ネットに接続した
り、形が変形したりと、アニメの世界観を“家電の技術”で再現。約8万円と高額な
がら、世界10カ国以上で数千台を売り上げたといいます。

「こんな製品、大手家電メーカーはまず作らないでしょ」――Cerevoの岩佐琢磨CEO
は、発表会終了後、記者の取材に笑いながらそう答えていました。別のベンチャー
企業になりますが、好きなキャラクターと一緒に暮らせる装置「Gatebox」を開発し
たウィンクル(今年3月にLINEが連結子会社化)も、世界を相手に、ファンを絞り込
んで製品作りに取り組んだ企業でした。

“俺の嫁”召還装置「Gatebox」がLINE傘下に 運営ベンチャー買収
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/0/1A/52i/1D/news/articles/1703/02/news062.html

こうした姿勢、考え方は、日本のベンチャー企業が、世界の市場に切り込むヒント
になるかもしれません。

                             (編集部 片渕)