将棋界はIT企業のブルーオーシャンか [ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン 月曜日版 2017/5/22]
◆◆◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆◆ ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン
◆◆◆ 月曜日版:ニュース トピックス
◆◆ 2017.5.22
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.itmedia.co.jp/news/
ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン月曜日版は、おさらいしておきたい先週のニ
ュースをご紹介します。
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウィークリートピックス(2017/5/15〜5/21)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
◆「WannaCry」感染の98%は「Windows 7」で「XP」はほぼゼロ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/20/news034.html
Kaspersky Labによると、ランサムウェア「WannaCry」に感染したPCのOSの98%は既
にセキュリティパッチが公開されていた「Windows 7」で、「Windows XP」はほとん
どなかったという。
◆「Google Home」、日本で年内発売へ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/18/news056.html
GoogleのAmazon Echo対抗スマートスピーカー「Google Home」が今夏以降にようやく
日本で発売。米国ではGoogle Homeから電話を掛ける機能も使えるようになる。
◆FacebookがビジネスSNSに本腰 「Workplace」日本展開の狙い
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/18/news113.html
Facebook日本法人が、企業向けSNS「Workplace by Facebook」を日本で正式提供する
と発表した。国内ではビズリーチやコロプラなど300社ほどが先行導入しており、正
式提供を期にユーザー獲得を目指す。
◆「両社は運命共同体」――船井電機の国内テレビ再参入にかけるヤマダ電機の思い
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/17/news131.html
船井電機とヤマダ電機が、新しい“FUNAI”ブランドの液晶テレビを披露。昨年10月
に発表した独占販売契約に基づき、6月2日から全国のヤマダ電機店舗とECサイトで
販売する。船井電機が自社ブランドの薄型テレビを国内で発売するのは約10年ぶり。
◆魚群探知して魚を釣れる「水中ドローン」日本上陸
価格は17万円……ターゲットは?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/16/news114.html
ドローンの製造・販売を手掛ける中国PowerVisionが、水深30メートルまでの海水に
潜れる水中ドローン「PowerRay」を日本で発売する。全方位カメラで撮影した映像
をリアルタイムで見たり、釣りを楽しんだりできる。
◆京大総長「式辞で歌詞紹介」にJASRACが著作権料求める Webサイト掲載分めぐり
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/19/news072.html
京都大学の山極寿一総長が今年4月の入学式式辞で、歌手のボブ・ディランさんの
歌詞を取り上げたところ、日本音楽著作権協会(JASRAC)が、同大Webサイトに掲載
された式辞の歌詞分の著作物使用料を求めていたことが分かった。
◆最後の「電王戦」、将棋ソフトの勝利で幕 佐藤名人は雪辱ならず
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/20/news035.html
将棋ソフト「PONANZA」とプロ棋士・佐藤天彦名人が対局する「第2期 電王戦」の第2
局が5月20日に姫路城(兵庫県)で行われ、PONANZAが勝利した。2番勝負は、PONANZA
が2連勝で幕を閉じた。
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コラム:将棋界はIT企業のブルーオーシャンか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
◆将棋「叡王戦」、公式タイトル戦に昇格 ドワンゴ主催
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/20/news039.html
ドワンゴが主催する「叡王戦」が、将棋の公式タイトル戦に昇格します。新しいタ
イトル戦の設立は、王座戦以来34年ぶり。一部の女流棋戦を除き、新聞社以外がタイ
トル戦を主催するのは初めてです。
叡王戦は、将棋ソフトとプロ棋士が争う「電王戦」の“人間側”の代表を決める予
選として2015年にスタートしました。電王戦は今年の第2期をもって終了しますが、
第3期以降の叡王戦は、タイトル戦として継続となりました。
記者が注目するのは、新聞社ではなく“IT企業”であるドワンゴが主催するという
点。ドワンゴは数年前から、将棋や囲碁、歌舞伎、相撲など、伝統文化とネット文化
の融合に取り組んでいます。同社の川上会長は「いまやネットが社会の大きなポジシ
ョンを占めているのは間違いない」「(IT企業として)伝統を守ることの一端も担う
べき」と記者会見で話していました。
川上会長は、将棋とネットの相性のよさも指摘。長時間の戦いになりがちな将棋の
対局は、時間枠が決まっているテレビではなくネットの生放送が向いているといいま
す。さらにニコニコ動画特有のコメント機能など「IT技術を用いた観戦方法も取り入
れる」と、今後の展望を語りました。
同じ将棋といえば、サイバーエージェントなどが出資するネットテレビ局「Abema
TV」も、2月に「将棋チャンネル」を開設。名人戦の対局を生中継したり、注目の若
手棋士・藤井聡太四段のオリジナル番組を放送したりと、注力しています。
ネットが誰でも使える時代、将棋などの伝統文化は、IT企業が熱いまなざしを注ぐ
“ブルーオーシャン”といえるかもしれません。
◆AbemaTVに「将棋チャンネル」 「名人戦」を生中継
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1701/20/news131.html
(編集部 片渕)