紅差し指のテクノロジー [ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン 月曜日版 2017/7/31]


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◆◆◆◆     ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン
◆◆◆      月曜日版:ニュース トピックス
◆◆                               2017.7.31
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 http://www.itmedia.co.jp/news/ 

ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン月曜日版は、おさらいしておきたい先週の
ニュースをご紹介します。


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         ウィークリートピックス(2017/7/24〜7/31)
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◆Switchの「箱だけ」高額で販売 メルカリが対策、ユーザーに注意喚起
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/24/news099.html 
メルカリはゲーム機の「箱だけ」や「写真だけ」を高額出品するケースがあるとし
対策を強化するとともに、ユーザーに注意を呼び掛けた。

◆Microsoft、「Windows 10」の秋の更新で「ペイント」プリインストールは終了へ
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/25/news050.html 
Microsoftが「Windows 10」の「Fall Creators Update」で35年間プリインストール
の描画ツールとして提供してきた「ペイント」を削除すると発表した。
Windowsストアで提供する計画としている。

◆「ご希望を承りましたにゃ」――ヤマト運輸のLINE「ねこ語」が話題に 狙いは
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/25/news076.html 
ヤマト運輸のLINE公式アカウントの“ねこ語”対応が話題に。導入の狙いは。

◆「AIにノーベル賞を取らせる」──ソニーコンピュータサイエンス研究所所長が
語る「AIと生物学の未来」
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/26/news104.html 
「ノーベル委員会を相手にチューリングテストを挑む」というソニーCSL所長の北野
CEO。「ノーベル賞を取れるAI」の未来像とAIが打破すべき科学の課題を語った。

◆Adobe、「Flash」を2020年末に終了へ
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/26/news044.html 
Adobe Sysemsがついに「Flash」の開発および提供を2020年末に終了する。Apple、
Google、Microsoft、Facebook、Mozillaなどが協力する。
1996年「Macromedia Flash」として誕生したコンテンツ技術が24年の生涯を閉じる。

◆RSSリーダーは“オワコン”なのか? スマホ・SNS時代の情報収集を考える
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/27/news046.html 
「Live Dwango Reader」が8月31日にサービスを終了する。RSSリーダーは、もうその
役割を終えつつあるのか。

◆さらばiPod、同期、母艦
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/28/news054.html 
消えたのはiPod shuffleとiPod nanoだけではない。
2001年に始まり、Appleの快進撃の糸口となったiPodの歴史が幕を閉じた。


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  コラム:紅差し指のテクノロジー
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 最近メイクがアツい。筆者が20代半ばにしてようやく化粧に目覚めた――というわ
けではなく、テクノロジー的な意味で。「バーチャルメイク体験ができるアプリ」や
「花粉やPM2.5から肌を守るクリーム」など、新しい技術を取り入れた商品やサービ
スが次々に登場していて、とても面白いのだ。

 中でも最近面白かったのが「ipsa」(イプサ)の新サービス。長年悩み続けてきた
「似合うリップが分からない」を解決してくれるらしいと聞き、早速試してきた。

 そもそも似合う色というのはびっくりするほど違うもので、例えば同じピンクのチ
ークでも私が付けるとオカメインコみたいになる色でも、友人が付けるとふんわりと
かわいく仕上がったりする。

 合わないリップをつけた時の悲惨さはオカメインコ以上。購入を取りやめ店を後に
すること十数回。「神様お願い私に似合う色だけ教えて頼むから!」と願ったのは、
きっと私だけではないはずだ。

 というわけで、いざカウンターへ。機械を肌に当て色味を測定したら、タブレット
で「2枚の写真から好みの方」を選ぶこと10回。写真から読み取った「あなたがなり
たいと思っているイメージ」をふまえた「肌の色に合うリップ」を機械がはじき出し
てくれるという。

 「肌の色に合わせてメイクの色を選ぶ」というのは、それなりにポピュラーな考え
方だけれども、「なりたい自分」を加味するというのは面白い。メイクはセルフプロ
デュースの1つ。似合うのはもちろん、どう見られたいかだって同じくらい重要だ。

 なお「なりたい自分」が同じ分類になっても、肌の色で結果は変わるそう。お勧め
された4本には確かに、「肌に合う色」だけを診断した時に近い色も入っている。

 せっかくなので全部試してみると3本目がどんぴしゃで、付けると心なしか顔全体
が明るく見える! 試してはへこむ……を繰り返さなくていいなんて、テクノロジー
万歳!

 しかし、診断対象は新作の18色のみ。もっとカラーバリエーションを増やすとか、
リップと相性のいいチークやシャドウも選んでくれるとか、そんな風に早く進化して
くれないものかと思いながら、ちゃっかり予約を済ませてきたのでありました。

◆ipsaの特設ページ:http://www.ipsa.co.jp/sp/lip1708/

                              (編集部 村田)