ブロックチェーンが普及すると酒飲みが喜ぶ…かもしれない [ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン 月曜日版 2017/10/2]


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◆◆◆      月曜日版:ニュース トピックス
◆◆                               2017.10.2
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 http://www.itmedia.co.jp/news/ 

ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン月曜日版は、おさらいしておきたい先週の
ニュースをご紹介します。


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         ウィークリートピックス(2017/9/26〜10/2)
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◆Apple、「Siri」と「Spotlight」の検索エンジンをBingからGoogleに変更
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1709/26/news046.html 
Appleが、これまで「Bing」を採用していた「Siri」、iOSでの検索、「Spotlight」
の検索エンジンを、Googleの「Google」に切り替えた。AppleがTechCrunchに送った
声明文でそう認めた。Webブラウザ「Safari」のデフォルト検索エンジンと統一。

◆シャープ、食材宅配に参入 家電と連携で「時短ニーズ」狙い撃ち
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1709/26/news082.html 
シャープが食材宅配サービス「ヘルシオデリ」を10月に始める。同社の調理家電
「ヘルシオ」シリーズ向け。

◆「iPhone X」および「iPhone 8/8 Plus」のメモリとバッテリー容量が明らかに
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1709/27/news044.html 
Appleが11月3日に発売予定のハイエンド端末「iPhone X」のメモリ「A11 Bionic」
のクロックスピード、バッテリー容量が、中国の通信機器認証機関TENAAの文書で
明らかになった。

◆Google、AWSより一足先に秒単位課金を開始
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1709/27/news080.html 
AWSがEC2の課金体系を時間単位から秒単位に変更すると発表した数日後、Google
が9月26日からこれまで分単位だった課金体系を秒単位に変更すると発表した。

◆ダイソン、電気自動車市場に参入 2020年までに発売
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1709/27/news076.html 
英家電大手のDysonが、2020年までに電気自動車を発売する。

◆超大質量の「モンスターブラックホール」の誕生過程解明 東大・京大などの
研究グループ
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1709/29/news102.html 
太陽の10億倍以上の質量を持つ「モンスターブラックホール」の誕生過程が判明。
東大の吉田直紀教授や京大の細川隆史准教授らの研究グループが発表。



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    コラム:ブロックチェーンが普及すると酒飲みが喜ぶ…かもしれない
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 「ブロックチェーンの価値は分かりにくい」という声はいまだに多い。もしかする
とその原因は、ブロックチェーンのイメージがFinTechとあまりに強く関連付いて世
に広まってしまっているからではないだろうか。

 FinTechは、金融(finance)とテクノロジー(technology)を掛け合わせた造語
だが、その指し示す範囲は実に広い。今どきの例で言えば「VALU」のようなWebサー
ビスも、家計簿アプリも、ソーシャルレンディングサービスも、全てFinTechという
ことになるだろう。

 一方、ブロックチェーンは「金融」だけに影響を及ぼすものではない。例えば、
コネクテッドカーなどの新しいIoTデバイスとブロックチェーンが融合すれば「道端
に停まっている自動運転車に誰でも乗れて、行きたいところにすぐ行けて、意識する
ことなく料金を支払える(しかもそれがすごく安い)」といった世界が実現するかも
しれないのだ。

 何万台ものコネクテッドカーを自律的に稼働させるには、従来型のクライアント
&サーバシステムやクラウドよりも、ブロックチェーンが適する可能性は大いにある
だろう。私のような酒好きにとっては、クルマを運転しなくては行けなかったような
店や旅行先でも、帰りの運転を気にせずにアルコールをたしなめるようになるかも
しれない。

 さらに、駅集中型の暮らしが変われば、多くの夫婦を悩ませている待機児童問題を
解決したり、サラリーマンを通勤ラッシュの苦しみから解き放ったりできるかもしれ
ない。コネクテッドカーとの掛け算はあくまで一例だが、このように考えると、ブロ
ックチェーンという技術に期待を寄せずにはいられないのだ。

 「この技術のメリットが分かりにくい」という言葉は、クラウド黎明期にも飛び交
っていた。だがスマートフォンが普及した今、クラウドの裏側を理解していない“普
通の人々”もクラウドの価値を当たり前に享受し、そのことが便利な暮らしを実現し
ている。

 ブロックチェーンは、果たして何年後に「一歩進んだ生活を支える“当たり前の
技術”」になるだろうか。
                              (編集部 本宮)