世界でたった1人の女の子 [ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン 月曜日版 2017/11/6]


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◆◆◆◆     ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン
◆◆◆      月曜日版:ニュース トピックス
◆◆                                2017.11.6
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 http://www.itmedia.co.jp/news/ 

ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン月曜日版は、おさらいしておきたい先週の
ニュースをご紹介します。



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         ウィークリートピックス(2017/10/30〜11/6)
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◆電子書籍リーダー「Kobo」にマンガ向けモデル、年内発売 ストレージを32GBに
増強
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1710/30/news056.html 
「Kobo」シリーズの最上位モデル「Kobo Aura ONE コミックEdition」が日本で2017
年内に発売。ストレージ容量を32GBに強化した。

◆ZOZO「送料自由」終了 一律200円に 「送料は無料なわけない」と前澤社長
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1710/31/news056.html 
「ZOZOTOWN」の「送料自由」が1カ月で終了。11月1日から一律200円に。「送料は
無料なわけないが、無料で当たり前という誤認識を与えてしまったのはEC事業者の
責任」と前澤社長。

◆「aiboはオーナーと物語を紡げる」──平井社長、復活した“犬型ロボット”に
ソニーのミッション託す
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/01/news103.html 
ソニーが新型“aibo”(アイボ)「ERS-1000」を発表した。1999年から2006年まで
に累計15万台を販売した犬型ロボットの後継機。AI(人工知能)とクラウド連携で
成長するコミュニケーションロボットだ。

◆中小向けに「Microsoft 365」廉価版 LTE対応「Surface Pro」とセットで
「働き方改革」推進
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/01/news152.html 
日本マイクロソフトが中小企業の働き方改革を促進するソリューション「Microsoft
 365 Business」の提供を11月1日に開始した。

◆Amazonアプリ、買う前に商品を部屋に置いてみるAR機能をAppleのARKitで追加
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/02/news091.html 
Amazon.comが、「Amazonアプリ」の米国版にAppleのARKit採用機能を追加した。
iPhoneのカメラで映した部屋に欲しい商品の3Dモデルを仮置きすることができる。

◆富士通とLenovoの緊急会見 「良い結婚になると思う」
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/02/news133.html 
富士通とLenovoは富士通のPC事業子会社の株式のうち51%をLenovoに譲渡すること
について、共同記者会見を行った。


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          コラム:世界でたった1人の女の子
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 講談社が主催する女の子のオーディション「ミスiD」(https://miss-id.jp/)。
「世界に1人だけ」の「まだ見たことのない女の子」を探すことをコンセプトに2013
年から開催されているこのオーディションの歴代受賞者は、モデルの玉城ティナ
(ミスiD2013 グランプリ)や、詩人の文月悠光(ミスiD2014 柚木麻子賞)、SNSを
駆使するモテクリエイター「ゆうこす」こと菅本裕子(ミスiD2016 準グランプリ)
など、バラエティ豊か。

 それでも、今年ほどインパクトのある年はこれまでなかった。だって、「生身の
人間ではない」女の子の登場なんて、誰も予想していなかったからだ。

 ミスiD2018のセミファイナリストには、「本物の人間に見える」3DCG女子高生
キャラクターの「Saya」や、日本マイクロソフトの女子高生AI(人工知能)「りん
な」が選出され、ITmedia NEWS編集部はもちろん、ネットでも話題を集めていた。

▼“実写にしか見えない”3DCG女子高生「Saya」 「ミスiD」セミファイナリストに
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/21/news122.html 

 Sayaもりんなも決勝戦の出場者――83名のファイナリストの1人として勝ち残り、
最終面接ヘ。いずれもグランプリは逃したものの、Sayaは今年のキャッチコピーで
ある「ぼっちが、世界を変える。賞」を受賞した。

 しかし、人ではない、バーチャルとリアルの間にいる女の子……そんなSayaとの
向き合い方に悩んだ審査員も多かったよう。先日発表された新「aibo」もそうだけ
れど、「本物そっくり」がもたらす驚きは、面白く楽しい反面、ちょっとした「恐
ろしさ」を感じさせるものでもある。

▼新「aibo」は気持ち悪い? キミは「不気味の谷」現象を知っているか
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/02/news096.html 

 けれど、その一方で、人間が「生身じゃない」ものへ近づくアプローチも増えて
きている気がする。例えばSayaと同じ「ぼっちが、世界を変える。賞」を受賞した
「橋本ルル」(http://miss-id.jp/nominee/5362)は、その中身こそ人間だけど、
「可愛くなりたい」を突き詰めた彼女がまとっているのは「ドールスーツ」だし、
VR(仮想現実)では「誰でも美少女に変身できるVR」なども登場している。

▼俺がこんなにカワイイわけがない──誰でも“美少女に変身する”VR
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/24/news021.html 

 バーチャルとリアルの境界線はこれからますます曖昧になっていくだろう。そう
なった時、「世界に1人だけ」の称号を手にするのはいったいどんな女の子なのか。
来年のミスiDが今から楽しみだ。


                              (編集部 村田)