個性豊かな最新ロボット[ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン 金曜日版 2017/12/1]
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◆◆◆ 金曜日版：ニュース トピックス
◆◆ 2017.12.1
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ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン金曜日版は、1週間の重大ニュースに関連して
セットで知っておきたい過去のニュースをご紹介します。
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今週の重大ニュースを記事ピックアップ！
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【11月29日のニュースから】
■念じるだけ、“脳波で動く車いす”開発の狙い
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/29/news131.html
「止まれ」と念じると、止まる。金沢工業大学が脳波を計測して動く車いすを開発。
病院での試験走行も行っているという。
【関連記事・過去記事もあわせて読む】
■“足がクサイ”と気絶、犬型ロボ「はなちゃん」 新型は「お尻から消臭剤」噴射
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/29/news112.html
足が臭うと気絶する犬型ロボット「はなちゃん」が、2017国際ロボット展に登場。
臭うとお尻から消臭剤を噴射する新型も披露された。
■原因は涼感インナー!? 全自動洗濯物折りたたみ機「ランドロイド」発売延期
の理由
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/28/news102.html
セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズが自動洗濯物折りたたみ機「laundroid」
（ランドロイド）の発売延期について説明。衣服の素材によってロボットアームが
つかみにくい事例が複数あるという。
■2足歩行ロボ「Atlas」、バク宙に成功 動画公開「すごすぎる」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/17/news064.html
2足歩行ロボット「Atlas」がバク宙を披露する動画がYouTubeで公開され「すご
すぎる」と話題を呼んでいる。
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コラム：なぜ「niconico」ユーザーは“冷めて”しまったのか
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「は？」「ひでぇなこれ」「プレミアム会員解約するわ」――ドワンゴが11月28
日に開催した「niconico」の新バージョン「く」（クレシェンド）の発表会は“大
荒れ”でした。「く」は、新ユーザーインタフェース「nicocas」を含め、新機能を
盛り込んだバージョンでしたが、ネットユーザーの反応は冷ややかでした。
◆niconico「く」 ネットの反応は“大荒れ” 新機能よりも「まず画質・高速化」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/28/news150.html
なぜユーザーは“冷めて”しまったのでしょうか。批判の多くは「まずは画質、
速度を改善してほしい」といった内容でした。niconicoは以前から「画質が悪い」
「読み込みが重い」などの指摘が相次いでいます。
大半のユーザーは、「く」がそうした問題点を解消するものだと期待していた
のだと思われます。
しかしドワンゴの川上量生会長は、画質・読み込みの高速化は「完全には解決
していない」と陳謝。スマホアプリ、HTML5プレイヤーの高速化などを「少なく
とも半年間以内にほぼ全て解決する」と明言しましたがネット上では「遅すぎる」
「ネットの世界で、『半年後』がどれだけ長いか分かる？」といった声も上がり
ました。
一方川上会長は、新ユーザーインタフェース「nicocas」を導入し、双方向機能
やリアルタイム映像合成機能などを提供するとの考えでした。直近1年間で、nico
nicoの有料プレミアム会員は256万人から228万人に減少。年代別では、10〜20代の
割合が微減、30〜40代が微増するなど“高齢化”が進んでいます。川上会長は「ni
conicoが取れていないマーケットは、スマホユーザー（＝10〜20代）」とし、新
機能の実装やスマホ対応の強化でユーザー拡大を狙うといいます。
◆niconicoが高齢化 有料会員は年間28万人減
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/13/news072.html
しかし前述の通り、既存のniconicoユーザーの多くはこうした機能よりも「まず
は画質、読み込み速度の改善」を求めています。彼ら（プレミアム会員）は、nico
nicoの収益の屋台骨。仮に新機能が10〜20代の心を射止めたとしても、既存ユーザ
ーをつなぎ留められるかは疑問です。
また、現状のプレミアム会員は、一般会員（無料）との違いが分かりづらいとの
指摘もあります。プレミアム会員なのに「画質・読み込み速度が満足できるもので
はない」という意見も。そうした状況で10〜20代のユーザーがプレミアム会員に加
入するでしょうか。
こうしたユーザーの不満や不安は、ドワンゴ側も感じ取ってはいるようです。
発表会終了後、同社の栗田穣崇取締役はTwitter（https://twitter.com/sigekun）
で次のような投稿をしています。
「大幅に遅れたこと、画質・重さを完全解決していないこと、その中でよく分か
らない新機能を追加しようとしていること。お叱りを受ける理由は理解しています。
本当に申し訳ありません」（11月28日午後9時5分）
「1つだけ言い訳をさせてください。今回のリハーサルは全7回行っておりまして、
当日川上がうまく話せなかったのは、ユーザーのみなさんの辛辣なコメントに動揺
していたからだと思います。それだけ重く受けとめているということで多少のご容
赦をいただけると幸いです」（11月29日午前11時16分）
栗田さんは、12月3日までに画質の改善施策について何ならの発表をするとしてい
ます。
厳しい意見が目立った「く」の発表会。しかしこれだけの反応が出るということ
は、ユーザーが期待していた証拠でもあります。筆者も10年以上「ニコニコ動画」
を利用（プレミアム会員）してきた1人です。niconicoの捲土重来を待っていたい
と思います。
（編集部 片渕）