論文不正はなぜ防げなかった? 生命化学が抱える課題 [ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン 月曜日版 2018/1/29]
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◆◆◆ 月曜日版:ニュース トピックス
◆◆ 2018.1.29
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ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン月曜日版は、おさらいしておきたい先週の
ニュースをご紹介します。
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ウィークリートピックス(2018/1/22〜1/29)
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◆山中氏「不正防げず無力感」の背景 生命科学に取り憑いた“悪魔”の誘惑
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/26/news082.html
京都大学は1月22日、iPS細胞研究所の山水康平特定拠点助教の論文不正について発表
した。同研究所の山中伸弥所長は「このような論文不正を防げなかったことに、本当
に無力感を感じている」と話す。これまで生命科学の分野で何が起きてきたか、振り
返ってみよう。
◆コインチェック、「NEM」保有の顧客26万人に返金へ 総額460億円
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/28/news010.html
仮想通貨取引所「coincheck」で顧客から預かっていた仮想通貨「NEM」が流出した件
で、運営元のコインチェック(東京都渋谷区)は1月28日、対象となる顧客約26万人
に日本円で返金すると発表した。総額は約460億円で、原資は自己資金でまかなうと
いう。補償時期や手続き方法は検討中としている。
◆GMOインターネット、Ethereum活用したブロックチェーンプラットフォームを正式
公開
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/23/news060.html
GMOインターネットはブロックチェーンを活用した新ビジネスを構築できるプラット
フォーム「Z.com Cloud ブロックチェーン」の提供を始めた。ブロックチェーンで
チケット購入者の本人確認を行い、不正転売を防ぎながらチケットを販売するシステ
ムなど、ブロックチェーンを活用した新ビジネスの構築が可能だ。
◆量子計算の正しさを事後チェックする新手法、JSTと京大が開発
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/23/news061.html
科学技術振興機構(JST)と京都大学は1月22日、量子計算の結果の正しさを効率的に
事後チェックできる方法を開発したと発表した。計算本体と計算チェックのプロセス
を世界で初めて分離。量子コンピュータの信頼度が高い場合はチェックを省き、低い
場合は計算結果を受け取った後に事後チェックする仕組みで効率化した。
◆「ムーンショットは難しかった」 月面探査レース「Google Lunar X PRIZE」は
勝者なし
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/24/news058.html
民間の力で月面にロボット探査車を送るレース「Google Lunar X PRIZE」を運営する
米国の非営利財団は23日、期日の2018年3月31日までに月に到達できるチームはない
と結論付け、総額3000万ドルの賞金を受け取る受賞者はいないと発表した。日本から
もチーム「HAKUTO」が参加していたが、受賞はかなわなかった。
◆車載ネットワークへのサイバー攻撃、ほぼリアルタイムで検知 富士通が新技術
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/24/news135.html
富士通研究所が車載ネットワークへのサイバー攻撃を検知する新技術の開発を発表。
ほぼリアルタイムで攻撃を検知できる上、車載機器の機能停止につながる誤検知を抑
え、安全かつスムーズな走行を実現するという。
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コラム:「会社員だけど通勤やめたい」と、わたしも思う
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いきなり他紙の話で恐縮ですが、アスキーの盛田記者が引っ越しをしたそうです。
それまで住んでいた23区内の家から神奈川県葉山町に。海が見える生活をスタート
したそうで、実にうらやましい。
それに合わせてテレワークへの挑戦を始めたらしく、なかなかの苦慮奮闘の模様が
記事になっています。
■会社員だけど通勤やめたい(アスキー)
http://ascii.jp/elem/000/001/619/1619262/
ここで悩ましいポイントとして挙げられているのは
・往復4時間の通勤をやめてテレワークに移行したい
・自宅で子育てをしながらテレワークするのは難しい。赤ちゃんと仕事は両立不可能
・いわゆるコワーキングスペースは意識が高すぎて自分に合わない
・しかし他に仕事に集中できる場が、東京都外には少ない
といったところです。
かくいう私も遠隔勤務の推進派であり、現実的な課題をいかに潰すかが今後数年の
社会的な課題になると思っています。
気になるのは、アスキー盛田記者が挙げた課題に加えて「コミュニケーションをどう
取るか」という点。やはりチーム内で顔を合わせていないと、すでに可視化されてい
るタスクの消化合戦になり気味で、人を巻き込む創造的な仕事はしにくいと感じてい
ます(Yahoo!やIBMが在宅勤務の推進をやめた理由も分かります)。あと単純に寂し
いじゃないですか。一人って。
そこで注目しているのが、いま話題の「VRChat」などのVRサービスです。
Oculus RiftやHTC VIVEなどのヘッドマウントディスプレイ(HMD)を身に着けるとバ
ーチャル世界に没入できる……というコンセプトをオフィスに適用すれば、社内にい
ないとできない仕事の多くをバーチャル空間で代替できるはずです。社外の人とのミ
ーティングも、多くはWeb会議で代替できるでしょう。
企業文化への浸透などはいったん置いておくとして、ネックになるのは「VR環境を整
えるためのコスト」や「HMDをずっと身に着けているしんどさ」でしょう。特に後者
は、VRゲームにドハマリしていて1日数時間夢中になっているという人をあまり見か
けないように、改善が求められるポイントだと思います。
解決策として思いつくのは、閉ざされたプライベート空間そのものを投影型のVR環境
にすることです。
・オフィスと、公衆電話のような個別ブースのそれぞれに複数のスキャナーやカメラ
を設置
・オフィス内の映像をブースの内壁にリアルタイム投影
・ブース内にいる人をオフィス内のディスプレイなどにリアルタイム投影
――といったシステムがあれば、重いHMDを身に着けることなく「遠隔オフィス」を
実現できるはずです。コスト問題も、どんな会社でも使えるスペースとして開放し、
買い切りではなく利用に応じたサブスクリプションモデルにすれば、解決できなくは
ない気がします。
※こういうものを統合したイメージです。
■電話ボックス型“テレワーク個室”「テレキューブ」登場 ブイキューブとレノボ
が開発
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1708/02/news054.html
■MRIの中が“広々とした空間”に 東芝、閉所感を解消するVR技術
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1511/30/news117.html
■“人間っぽさ”の先の映像表現へ DMMが世界初ホログラフィック専用劇場を公開
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1509/01/news156.html
もし自分が仮想通貨などで億り人になっていたらこういう事業をぜひとも始めたいの
ですが、現実はなかなか厳しい……。どなたかいかがでしょうか。
(編集部 本宮)
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