女子高生AIと“電話”可能に「りんなのこと、ちゃんと好き?」 [ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン 月曜日版 2018/2/19]


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◆◆◆◆     ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン
◆◆◆      月曜日版:ニュース トピックス
◆◆                                2018.2.19
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 http://www.itmedia.co.jp/news/ 

ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン月曜日版は、おさらいしておきたい先週の
ニュースをご紹介します。


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         ウィークリートピックス(2018/2/12〜2/19)
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◆女子高生AI「りんな」から“電話”がかかってくる――「私たちって付き合って
るんだよね」
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/13/news114.html 
日本マイクロソフトは2月13日、女子高生AI「りんな」と声で会話できるサービスを
発表した。Webサイト「りんなライブ」にアクセスし「この後、順番に電話かけても
いい?」という質問に「〇」を押してしばらく待つと、りんなから“電話”がかか
ってくる。これまでりんなライブではテキストベースでの会話のみだったが“電話”
機能の導入で、ほぼリアルタイムに音声のやりとりが可能に。会話内容はその場で生
成し、ほとんどが“アドリブ状態”のようだ。

◆コインチェック「事業続ける」「仮想通貨の出金は安全を確認し次第」
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/13/news128.html 
「事業継続の意思がある」「仮想通貨の出金は安全を確認し次第」――仮想通貨取引
所「Coincheck」を運営するコインチェックは2月13日、金融庁へ業務改善命令に係る
報告書を提出したことを受け、東京都渋谷区の本社内エントランスで記者会見を開き
同社の大塚雄介取締役が現在の状況を説明した。

◆仮想通貨の損益、ドラッグ&ドロップですぐ計算 「BITCOINTAX」無料公開
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/15/news055.html 
仮想通貨取引に伴う所得を簡単に計算できる無料サービス「BITCOINTAX」を開発者の
akiyoko(@aki_yok)さんが公開した。仮想通貨取引所からダウンロードした取引履
歴ファイルをドラッグ&ドロップするだけで計算でき、ユーザー登録も不要だ。まず
bitFlyer、Coincheck、Poloniexに対応したが、要望次第で随時追加するという。

◆NEC、「世界最速」ブロックチェーン技術を開発 毎秒10万件超の取引が可能に
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/15/news113.html 
NECは2月15日、取引記録に参加するノード数200ノード程度の大規模接続環境下で、
毎秒10万件以上の記録が可能な「世界最速」のブロックチェーン向け合意形成アルゴ
リズムを開発したと発表した。世界規模のクレジットカード取引システムに必要な毎
秒数万件を超える性能で、「ビジネス用途でのブロックチェーンの本格的な活用を加
速する技術」としている。

◆あの「ちゆ12歳」がバーチャルYouTuberに
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/14/news062.html 
2000年代初頭、テキストサイトブームをけん引した人気サイトの1つ「バーチャルネ
ットアイドル ちゆ12歳」が2018年、バーチャルYouTuberになって帰ってきた。公式
サイトが更新され、YouTubeチャンネルで7本の動画が公開された。「バーチャル芸歴
17年とフレッシュさのカケラもありませんが、あまり期待しないで見てもらえたら幸
いです」としている

◆ZOZOTOWN、“似合う服”届く「おまかせ定期便」提供開始
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/15/news092.html 
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは2月15日、利用
者の好みに応じてスタッフが“似合う服”を選定して届けるサービス「おまかせ定
期便」の提供を始めた。定期的に届く5〜10点の商品から気に入ったものだけを購入
でき、不要な商品は無料で返送可能だ。利用には商品代金の他、送料200円(税込)
がかかる。

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     コラム:大ブームの「ブロックチェーンゲーム」とRMTの関係は
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 ブロックチェーンを活用したオンラインゲームが大ブームになりつつあります。

 昨年流行したのが、猫を育てたり子猫を生ませたりして楽しむ「CryptoKitties」
(クリプトキティーズ)。Ethereumプラットフォーム上で稼動するこのゲームは、
育てた猫をマーケットプレイス上でETH(Ethereumの通貨単位)を使って売り買いで
き、1匹の猫データに1000万円相当以上の値がついた記録もあるそうです。

・「CryptoKitties」(外部リンク)
 https://www.cryptokitties.co/ 

 CryptoKittiesは一過性のブームで終わった印象がありましたが、今年に入ってか
らもブロックチェーンゲーム自体の流行は続いています。2月には、中国検索サービ
ス大手のBaiduが、CryptoKittiesの“犬”版ともいえるサービスを公開。サービスの
見た目から何まで、あまりにもそっくりです。

・Baiduのブロックチェーンゲーム「莱茨狗」(外部リンク)
 https://pet-chain.baidu.com/ 

 他方で、われわれ日本人に馴染み深い「たまごっち」を模したようなブロックチェ
ーンゲームも生まれています。「Aethia」というこのサービスは、CryptoKittiesと
同じくEthereumのチェーンを活用し、卵からキャラクターを育てていくコンセプト。
無料で卵をもらえるキャンペーン期間もありましたが、私はあえなく落選してしまい
ました。今は0.09ETH(約9000円相当)で卵を購入できるようです。高いです。

・「Aethia」(外部リンク)
 https://aethia.co/start 

 ポケモンのようなゲームもあります。「イーサエモン」というこのゲームは、モン
スターを育ててユーザー同士で「城」を攻め込んだりと、一般的なソーシャルゲーム
と比べてもそん色のないゲーム性が特徴。こちらも同じく、マーケットプレイスでモ
ンスターを売り買い(通貨はETH)できるようです。

・「イーサエモン」(外部リンク)
 https://www.etheremon.com/ 

 ……と、熱狂が渦巻くブロックチェーン活用ゲーム。ブロックチェーン上でプログ
ラムを稼動させる「dApps」(分散型アプリケーション)の先行事例として興味深い
一方、今後に向けた懸念もあります。それは、多くのオンラインゲームで規制されて
いる「RMT」(リアルマネートレーディング)が実質やり放題であることです。

 例えばオンラインゲームが盛んな韓国では、政府主導でRMTを規制。日本ではRMTを
禁止する法律はないものの、ソーシャルゲームが流行し始めた2010年ごろから提供
会社や業界団体が規制を強めるなど、業界内で「RMTはNG」という共通認識が出来上
がっています。

■グリー、RMT業者に出品停止と削除を要請(2012年の記事)
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1203/30/news055.html 

 上記のブロックチェーンゲームの多くは、(法定通貨を使っていないとはいえ)
RMTそのものがユーザーを引き付けている構造ともいえます。法定通貨と同じく各国
で規制に向けた動きが強まるか、それとも別のムーブメントとして広がりをみせるか
……今後の動向に注目です。

■合わせて読みたい:RMTは本当にダメなのか(2007年の記事)
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/23/news104.html 
                      
                              (編集部 本宮)

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