「自分の声」の分身つくる音声合成アプリ[ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン 月曜日版 2018/4/23]


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◆◆◆◆     ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン
◆◆◆      月曜日版:ニュース トピックス
◆◆                                2018.4.23
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 http://www.itmedia.co.jp/news/ 

ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン月曜日版は、おさらいしておきたい先週の
ニュースをご紹介します。

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         ウィークリートピックス(2018/4/16〜4/23)
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◆「あなたの声」でしゃべり出す 音声合成スマホアプリ「コエステーション」
東芝が公開
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/18/news074.html 
東芝デジタルソリューションズは4月17日、自分の声をデータ化し、音声合成でしゃ
べらせることができるスマートフォンアプリ「コエステーション」(iOS)を無料公
開した。東芝が開発したコミュニケーションAI「RECAIUS」(リカイアス)の音声合
成技術を活用した。アプリ上で提示されるいくつかのセリフ(最短10文・5分程度か
ら)を読み上げると、コエステーションが声の特徴を学習し、声の分身「コエ」を
作成できる。

◆Google、古代遺跡をバーチャル探検できる「Open Heritage」サイト開設
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/17/news062.html 
米Googleは4月16日(現地時間)、「Google Arts & Culture」の一環として、3Dで再
現した世界の古代遺跡を体験できるWebサイト「Open Heritage」を開設したと発表し
た。ミャンマーのバガン遺跡アーナンダ寺院や、シリア、ダマスカスのアゼム寺院な
ど、18カ国25カ所の遺跡を閲覧できる。これは、3Dスキャン技術を開発したベン・カ
シーラ氏の非営利団体CyArkとの協力で実現したものだ。

◆衣服へ熱で貼り付け、薄型の太陽電池 理研と東レが開発
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/17/news065.html 
理化学研究所と東レは4月17日、耐熱性と高いエネルギー変換効率(太陽光エネルギ
ーを電力に変換する効率)を実現した、超薄型の有機太陽電池を開発したと発表。
厚さは3マイクロメートルで、曲げ伸ばし可能。熱を加えながら、衣服へ貼り付けら
れる。

◆「自衛隊イラク日報」読めるサイト、個人が公開 370日分をブログ形式で
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/18/news117.html 
防衛省がこのほど公表し、朝日新聞デジタルで公開された、自衛隊のイラク派遣の際
の活動報告(日報)の「日誌」の内容が「読みものとして面白い」などと話題になっ
ている。ただ日報はPDF形式で、日ごとにファイルが分かれており、日誌部分はごく
一部。PDFをいちいち開き、日報部分を探すのはとても大変だ。そこで、日誌の部分
だけを抜き出し、画像とテキストで読めるブログ形式のWebサイト「自衛隊イラク日
報 バグダッド日誌/バスラ日誌 一覧」を、個人開発者の@akiyanさんが公開した。

◆「ブロッキングの前にやるべきことある」 ISPや弁護士が考える「海賊版サイト
対策」とは
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/19/news082.html 
「ISPによるサイトブロッキング(遮断)という“一足飛び”の結論の前に、やれる
ことがあるはずだ」――政府がISPに対し、自主的に海賊版サイトへのアクセスを遮
断するよう促すと決定したことを受け、ISPの業界団体や弁護士などがブロッキング
の問題やそれ以外の対策方法について、コンテンツ文化研究会主催の緊急シンポジウ
ムで解説した。

◆スマホ充電器、街中の“自販機”でシェアサービス 48時間200円で日本上陸
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/19/news094.html 
ベンチャー企業のINFORICH(東京都渋谷区)は4月19日、持ち運び可能なスマートフ
ォン充電器シェアリングサービス「ChargeSPOT」の提供を始めた。充電器の貸し出し
返却の窓口になる自動販売機型の筐体を、駅やカフェなどに設置。まず渋谷区を中心
に4月中120カ所へ導入し、6月までに都内1000カ所へ展開する。日本初のサービスと
いう(同社調べ)。利用料金は1時間100円、48時間200円。

◆「自分が読むべきニュース分かる」 AI活用で「gooニュースアプリ」が進化
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/19/news107.html 
「これまでAIを活用してお客さまに寄り添ったサービスを展開してきたが今後も“AI
によるおもてなし”を強化していく」――NTTレゾナントの若井昌宏社長は、4月19日
に開催した記者発表会でこう話した。同社はこれまで恋愛相談に答えるAIエージェン
ト「教えて!goo 恋愛相談 オシエル」や、テレビドラマ「過保護のカホコ」とコラボ
したカホコAIなど、さまざまなAIサービスを提供してきたが、今後もAI事業に注力す
る考えだ。コンシューマー向けの展開では、スマートフォンアプリ「gooニュースア
プリ」にAIを活用した「インフォグラフ機能」を5月に搭載する。ユーザーが目指す
姿と現状を比べ、読むべきニュースを提案する。

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         コラム:美少女(おっさん)降臨
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 ついに美少女(おっさん)降臨だ。

 何のことやらという人は、ぜひこの動画を見てみてほしい。

■ついに美少女(おっさん)降臨 バーチャルキャストでNintendo Laboを操る
【ITmedia NEWS TV】
 https://www.youtube.com/watch?v=OaWOYwUkl3g 

 毎週火曜・金曜の夕方にYouTube Liveで放送している番組「ITmedia NEWS」。
最近、ディレクター役の山口記者が社内スタジオにこもっていると思ったら、斜め上
の方向に進化を遂げていた。

 放送で使っているのは、ドワンゴが公開したVRツール「バーチャルキャスト」。
HTC ViveなどのHMDを装着した人の動きを認識し、バーチャル空間上のキャラクター
にリアルタイムで反映するというものだ。

 つまり、これさえ使えば、美少女キャラ(中身はおっさん)のライブ番組が簡単に
実現してしまう。そんな罪なサービスだ。

■ドワンゴ、VRでキャラクターになりきれる「バーチャルキャスト」発表
ライブ配信や複数人のコミュニケーションに対応 実際に体験してみた
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/13/news137.html 

 自分も試してみたが、これがまたすごく楽しいのである。右腕を上げれば美少女の
右腕が、頭をかしげれば美少女の頭が、その通りに動く。「これは自分だ」。自然に
そう思わされてしまう。

 この技術によってどんな未来が切り開かれるかはまだ分からないが、VRの普及を
加速させるトリガーの1つになるかもしれない。……と思わされるくらい、バーチャ
ル美少女体験は刺激的なのだ。VR HMD、おひとついかがだろうか。
                              (編集部 本宮)

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   編集部よりお知らせ:「音声言語インタフェース最前線」更新中!
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音声認識や音声合成技術の研究が始まってから約半世紀。
音声技術は、スマートスピーカーや音声アシスタントという形で
次々に私たちの生活に溶け込み始めました。

これまでどんな技術が生まれ、今後どんな製品やサービスへつながっていくのか、
ITmedia NEWS、ITmedia PC USER、ITmedia Mobileがタッグを組んで大特集!
週1ペースで記事を更新していきます。お楽しみに!

最新記事は、
「“ほんやくコンニャク”の実現はいつ? 音声認識・翻訳技術は『言語』の壁を取
り払うか」 
 http://www.itmedia.co.jp/topics/1803/speechtech/