海賊版サイトをつぶす唯一の方法とは?[ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン 月曜日版 2018/5/14]


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◆◆◆      月曜日版:ニュース トピックス
◆◆                                2018.5.14
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 http://www.itmedia.co.jp/news/ 

ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン月曜日版は、おさらいしておきたい先週の
ニュースをご紹介します。

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         ウィークリートピックス(2018/5/7〜5/14)
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◆漫画家・赤松健さんに聞いた、「海賊版サイトをつぶす唯一の方法」
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/11/news026.html 
「海賊版サイトをつぶす方法は、ブロッキングでも広告収入を断つことでもない」
「ラブひな」「魔法先生ネギま!」などのヒット作で知られる、漫画家の赤松健さん
(日本漫画家協会理事)は、こう話す。漫画市場に大きな被害をもたらしたとされる
海賊版サイト「漫画村」(今はアクセス不可)が社会問題化し、対抗策として「ISP
によるサイトブロッキング」や「運営資金のもとになる広告収入を断つ」といった提
案がされてきたが、いずれも回避方法があるためあまり有効ではないという。今でも
海賊版サイトと権利者のいたちごっこは続き、根絶には至っていない。
絶版本を中心に5000冊以上の漫画を無料配信するサービス「マンガ図書館Z」を運営
するなど、これまで漫画業界発展のためにさまざまな活動をしてきた赤松さんは、
「海賊版サイトには技術で勝てる」と豪語する。

◆セブン、コンビニで受け取れる口座不要の送金サービス 5月7日から
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/07/news056.html 
セブン銀行、セブン‐イレブン・ジャパン、セブン・ペイメントサービスは、企業が
個人宛に送る現金を、個人がセブン銀行のATMやセブン‐イレブンのレジで受け取れ
る「現金受取サービス」を7日にスタートした。銀行口座を介さずに送金できるため
企業側は送金に関わる個人情報の収集や管理が不要になるという。

◆mineo、「通信の最適化」実施前に説明せず謝罪
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/07/news066.html 
ケイ・オプティコムが提供するMVNOサービス「mineo」で、ユーザーが送受信するデ
ータを圧縮するなどしてパケットの総量を減らし混雑を緩和する「通信の最適化」が
事前に説明なく行われているとネット上で指摘が相次いでいる。同社は7日、「実施
前に説明できていなかったこと、実施後も正式な見解をタイムリーに公表できなかっ
たことを深くおわびします」と謝罪した。4月10日から実施していたという。

◆Microsoft、iOS/Android端末のアプリをPCで見えるようにする「Your Phone」を
β公開
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/08/news054.html 
米Microsoftは7日(現地時間)、年次開発者会議「Build 2018」の初日基調講演で、
「Windows 10」の新アプリ「Your Phone」を発表した。β版をWindows Insider Prog
ramで提供開始する。AndroidおよびiOS端末をPCと接続し、端末内の画像やテキスト
メッセージ、通知などをPC上で閲覧し、ドラッグ&ドロップでPCに取り込める。

◆LINE自作スタンプ、販売総額530億円 上位10人は平均6億円 開始から4年間で
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/08/news075.html 
LINEは7日、ユーザーがLINEスタンプを制作・販売できる「LINE Creators Market」
で、サービス開始から4年間の販売総額が530億円を超えたと発表した。売り上げ上位
10人のクリエイターの平均販売額(累計)は6億4100万円。登録クリエイター数は、
世界230カ国で約150万人、販売中のスタンプ数は合計130万セットを突破した。

◆エイベックス、「音声AR」で新事業 位置情報とコンテンツを連動
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/10/news110.html 
エイベックスは10日、音声を使ったAR(拡張現実)コンテンツなどを開発する新事業
「SARF」(サーフ)を始めると発表した。観光ガイドや現実を舞台にしたゲーム、視
覚障害者向けの音声ガイドなど企画・開発する他、個人の音声ARコンテンツ制作をサ
ポートする仕組みも整えるという。

◆スマホ1つで試着室を予約 ZARAが期間限定ストアを六本木にオープン
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/11/news103.html 
スペインに本拠を置くInditexが展開するアパレルブランド「ZARA」の日本法人、ザ
ラ・ジャパンはこのほど、スマートフォンで試したい商品と試着室を予約し、試着後
もスマホから商品購入が行える期間限定ストア「ROPPONGI POP UP」を六本木ヒルズ
にオープンした。ECなどの広がりで消費行動が多様化する中、「積極的に新しいこと
をしたい」と考えたという。

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  	  コラム:スマートスピーカーが生活に溶け込んでいる件
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 スマートスピーカーがあまり話題に上らなくなった。AmazonもGoogleも、AlexaやG
oogleアシスタント対応のスマートスピーカーやヒアラブルデバイスもほぼ出揃った
ようで、買う人は買ってしまったということだろうか。

 我が家にはたくさんのスマートスピーカーがある。音楽を流すことを専門にする高
額なスマートスピーカー、キッチンタイマーでよく使うやつ、天気をよく聞くやつ、
ライトをオンオフしてくれるやつ。用途は主にこの4つなのだが、今はそれなしでは
成り立たないくらい生活に溶け込んでいるのだ。

 AlexaやGoogleアシスタントは「これができるようになったよ」と知らせてくれる
が、自分が欲しいものは最近ではない。それでも先ほど挙げた4つのタスクをこなし
てくれるだけでだいぶ気持ちが和らぐのだ。話をしただけで動いてくれる、物事を解
決してくれるというのはいいものだ。自分でアプリを起動してタップしたりクリック
したりする「わざわざ感」がなく、物事が進められていくのは、ちょっとした理解者
が周りにいるような気持ちになれる。

 特にいいのは「今日の天気」だ。最近天気が不安定なことが多く、出かける前に
「今日の天気は?」と尋ねると「練馬区の天気は……」と答えてくれる。「今日は雨
が降りそう?」と聞くと「今日の練馬区の降水確率は」と回答する。「今日は傘を持
って行ったほうがいいですよ」とかもうちょっと気の利いた返事が欲しいところだ
が、まあ及第点だ。

 「スマートスピーカーは天気のことをすぐに答えてくれるから便利だよ」とサンフ
ランシスコ在住の友人に言うと、「ずっと天気いいからその必要はない」と返され
た。

 だからカリフォルニアの青い空の下で作られている音声アシスタントは天気への回
答がイマイチなのか。

 「今日洗濯してもOK?」に「部屋干しになりますけど」と答えるような、日本製ス
マートスピーカーが気持ちのよい天気トークをしてくれるようになったら、Clovaの
マイクをオンにして復活させてみたいなと思っている。

                              (編集部 松尾)

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   編集部よりお知らせ:「音声言語インタフェース最前線」更新中!
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音声認識や音声合成技術の研究が始まってから約半世紀。
音声技術は、スマートスピーカーや音声アシスタントという形で
次々に私たちの生活に溶け込み始めました。

これまでどんな技術が生まれ、今後どんな製品やサービスへつながっていくのか、
ITmedia NEWS、ITmedia PC USER、ITmedia Mobileがタッグを組んで大特集!
週1ペースで記事を更新していきます。お楽しみに!

最新記事は、
「『声を自由に変えられる技術』でコミュニケーションはどう変わる?」 
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