「ブロッキング法制化」の検討会、結論出ずに終了


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◆◆                              2018.10.19
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ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン金曜日版は、1週間の重大ニュースに関連して
セットで知っておきたい過去のニュースをご紹介します。

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         今週の重大ニュースを記事ピックアップ!
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【10月15日のニュースから】
■「ブロッキング法制化」結論出ず 3時間半の激論、政府検討会は無期限延期に
 http://rd.itmedia.jp/1MXO 
内閣府 知的財産推進事務局は10月15日、インターネット上の海賊版サイトの対策に
関する検討会議の第9回を行った。2時間の会議でサイトブロッキングの法制化の是非
をとりまとめる予定だったが、賛成派と反対派の意見が平行線をたどり会議は紛糾。
予定を1時間半超過した3時間半の議論の末、ブロッキング法制化はおろか、本会議の
報告書を作成するかすら結論が出ないまま、次回の予定を立てずに会議は終了した。

【関連記事・過去記事もあわせて読む】
■「それでもブロッキングは必要」川上社長らネット番組で議論「本筋は犯人逮捕」
の声も
 http://rd.itmedia.jp/1MXK 
「漫画村の運営者情報が開示されたのは良いニュース。だが、海外の違法サイトには
ブロッキングが必要」――海賊版サイト対策としてのブロッキングの是非を巡り、カ
ドカワの川上量生社長や国際大学GLOCOM客員研究員の楠正憲さんらが、10月12日に放
送されたインターネット番組「AbemaPrime」で議論した。

■「ブロッキングの検討、白紙に戻すべき」 Cloudflareによる「漫画村」運営者情
報開示受けJILISが意見書
 http://rd.itmedia.jp/1MXL 
「前提事実に重大な誤認があったことが判明したことから、ブロッキングについての
検討はいったん白紙に戻すべき」――情報法制研究所(JILIS、理事長:鈴木正朝・
新潟大学法学部教授)は10月11日、海賊版サイト対策について議論している政府の検
討会議(タスクフォース)でブロッキング法制化が検討されていることについての意
見書(PDF)を公表した。

■「ブロッキングは不安」 赤松健さん、海賊版サイト対策への本音 実験の成果は
 http://rd.itmedia.jp/1MXM 
「政府が海賊版サイト対策に本気なのは頼もしいが、ブロッキングという手法には不
安が残る」──「ラブひな」「魔法先生ネギま!」などの作品で知られる漫画家の赤
松健さんは、こう話す。9月7日、ゲンロンカフェ(東京都品川区)で「合法的漫画村
のつくりかた」と題するイベントが開催。赤松さん、メディアアクティビストの津田
大介さん、批評家のさやわかさんが登壇し漫画の海賊版サイト対策について語った。


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   お知らせ:総力特集「ITで我慢をなくす『流通テック』」公開中!
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多くの人の手で支えられてきた「流通」は今、
配送ロボットや買い物をサポートするAIなど、
新しいテクノロジーによって変わりつつあります。

誰かの我慢や負担ではなくテクノロジーの活用で成り立つ
「未来の流通」は、どんなものになるでしょうか。

公開中の特集から今回ご紹介するのは、
「ECと物流を再定義したい」 AIで配送を効率化するITベンチャーの野望
 http://rd.itmedia.jp/1Mso 

配送を効率化するクラウド発送代行サービスを提供するITベンチャーが
目指すものとは。

▼特集記事一覧はこちら
 http://rd.itmedia.jp/1M5y 

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   コラム:進化した無人決済店舗 意外な盲点は「家族連れ」だった?
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 JR東日本が、AI(人工知能)技術を用いた無人決済システムの実験店舗を、赤羽駅
の5・6番ホームにオープンしました。天井には16台、陳列棚には約100台のカメラが
あり、客の動き、手に取った商品を認識。購入額の計算から決済まで、自動で行いま
す。詳しくは下記の記事をご覧ください。

▼JR東、赤羽駅に無人決済店舗 カメラが客を追跡
 http://rd.itmedia.jp/1MXP 

▼JR東の無人決済店舗で“万引き”してみた
 http://rd.itmedia.jp/1MXN 

 同社は昨年11月にも、大宮駅(さいたま市)で同様の実証実験を行っていました。
今回アップデートした点は(1)複数人(3人まで)同時入店が可能になったこと、
(2)商品を2つ同時に取ったり、棚の奥から取り出してもカメラが認識できること、
(3)特設のイベントスペースではなく過去に実店舗があったスペースを再利用し、
現実に近いオペレーションを再現していること。

 JR東日本スタートアップの阿久津智紀マネジャーは、前回の実証実験では、家族連
れが盲点だったと振り返ります。「親が子どもを抱えていたり、子どもと手をつない
で入店してくると、カメラは認識できなかった」(阿久津さん)。今回は、カメラが
親、子どもを別々にカウントしながらも、出口の決済ゾーンに一緒に入るとまとめて
精算できる仕組みになっているといいます。

 こうした改良点があるとはいえ、想定外の客の行動はまだまだ出てきそうです。同
社は、無人決済店舗の実用化時期については「未定」としながらも、キャッシュレス
決済が普及しつつある現状や、省力化の必要性も踏まえ、なるべく早い段階での実現
を目指すとしています。

                              (編集部 片渕)

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