錠剤サイズの“飲む体温計” 体内温度を正確に計測


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◆◆◆      金曜日版:ニュース トピックス
◆◆                              2018.3.15
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 http://www.itmedia.co.jp/news/ 

ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン金曜日版は、1週間の重大ニュースに関連して
セットで知っておきたい過去のニュースをご紹介します。

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         今週の重大ニュースを記事ピックアップ!
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【3月13日のニュースから】
■錠剤サイズの「飲む体温計」、動物実験に成功 レモンと同じ原理で胃酸発電
 http://rd.itmedia.jp/22HQ 
東北大学は3月13日、口から飲み込める錠剤サイズの体温計を開発し、犬を使った実
証実験に成功したと発表した。胃の通過時に胃酸で発電し、30分に1回のペースで腸
内温度を計測。24時間以内に体外へ排出される。より正確な体内温度を把握すること
で、病気の早期発見や健康促進が期待できるという。

【関連記事・過去記事もあわせて読む】
■“隠れ高血圧”の発見に役立つ腕時計型の血圧計、オムロンが開発
 http://rd.itmedia.jp/22HO 
オムロンヘルスケアは世界初(同社調べ)となる腕時計型の“ウェアラブル血圧計”
を開発し、「CES 2018」に参考展示した。いつでも血圧を測定できることで、“隠れ
高血圧”の発見や効率的な治療に役立つという。

■皮膚に貼って健康チェック「絆創膏ウェアラブル」 センサーを“印刷”で実現
使い捨ても可能
 http://rd.itmedia.jp/22HM 
大阪府立大学は11月24日、絆創膏のように柔らかく、皮膚に貼り付けて活動量や心拍
をチェックできるウェアラブルデバイスを開発したと発表した。センサーなどの電子
部品を薄いフィルムに印刷して作る。使い捨ても可能という。

■「おしっこ分析」で体の調子が見えてくる? 尿を解析“IoTトイレ” 開発の狙い
 http://rd.itmedia.jp/22HP 
トイレの便器に取り付けたセンサーが尿を検知。成分を分析して、糖尿病や痛風につ
ながる異常を知らせてくれる――2014年創業のスタートアップ・サイマックスが開発
したIoT(Internet of Things)活用サービスがじわりと注目を集めている。

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        編集部よりお知らせ:「RPAで仕事が変わる」更新中
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これまで人間が手作業で行ってきた仕事をロボットが代行する「RPA」は、
経理、人事などのバックオフィス業務からデータ分析や営業活動支援まで、
幅広い業務や職種での活用が見込まれています。
RPAで私たちの働き方はどう変わっていくのでしょうか。

本特集では「RPAで仕事が変わる」をテーマに
さまざまな業界の事例などを取材し、毎週記事を更新します。

最新記事は「行政にもRPA導入の波 「あらゆる業務が対象になり得る」──神奈川
県の実証事業で見えてきたもの」です。
 http://rd.itmedia.jp/1Y2o 

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    	   	    コラム:トヨタが挑む、月面走破
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 トヨタ自動車と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、月面探査に使用する「有人与圧
ローバ」を共同開発すると発表しました。燃料電池車(FCV)や自動運転の技術を活
用し、「月面で1万キロ以上の走行を可能にする」としています。

▼トヨタとJAXA、月面探査ローバを共同開発 「厳しい環境」、自動運転で走破
 http://rd.itmedia.jp/22HN 

 JAXAによれば、2029年〜34年、月面で有人探査を予定しており、宇宙飛行士が滞在
できるローバを使う考えです。マイクロバス約2台分のサイズで、内部では飛行士が
宇宙服を脱いで活動できる4畳半ほどのスペースを設ける計画です。

 ただ、JAXAの若田光一理事は「(月面は)過酷な環境」と話します。クレーターや
崖、丘が存在し、地球と比べて過酷な放射線環境、温度環境にさらされる――そうし
た中、約6週間にわたり、1万キロ以上を走破できる性能が求められます。

 トヨタにとっては、そうした厳しい環境に耐え得るクルマ、燃料電池、自動運転技
術の開発に挑める、いわば実験の機会を得たともいえます。同社の寺師茂樹副社長は
「特に燃料電池は、クリーンな発電方式で、水だけを排出し、エネルギー密度の高さ
から多くのエネルギーを搭載可能」とアピールします。月面探査で培う技術を“地球
へ還元”し、ビジネスチャンスにつなげられるか、注目です。

							  (編集部 片渕)