「ラブライブは我々が頂いた!」 人気アニメの公式サイト乗っ取りか


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◆◆◆◆      NEWS アンカーデスクマガジン
◆◆◆      月曜日版:ニュース トピックス
◆◆                                2019.4.8
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 http://www.itmedia.co.jp/news/ 

ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン月曜日版は、おさらいしておきたい先週の
ニュースをご紹介します。

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         ウィークリートピックス(2019/4/1〜4/7)
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◆「ラブライブは我々が頂いた!」 人気アニメの公式サイト乗っ取りか
 公式「原因究明中」 ドメイン移管された?
 http://rd.itmedia.jp/2526 
人気アニメ「ラブライブ!」シリーズの公式サイトが、4月5日未明から
正常に表示できない状態になっている。
ページを開くと「ラブライブは我々が頂いた!」といったテキストが表示され、
別アニメ作品の公式サイトに移動するように仕掛けられている。

◆「ラブライブ!」公式サイト乗っ取り、ドメイン登録名義がサンライズに戻る
 http://rd.itmedia.jp/251W 
アニメ権利元のサンライズ(東京都杉並区)と関係のない他人に変わり、
公式サイトが正常に表示できなくなった問題で、
同日午後3時すぎにドメイン登録名義がサンライズに戻っていることが分かった。

◆ラブライブ!公式サイト乗っ取りに使われた「ドメイン移管」の仕組みとは
 “10連休”に危険潜む?
 http://rd.itmedia.jp/251Y 
乗っ取りの犯人の言葉を信じれば、犯人は「ドメイン移管」の手順を踏んで、
ラブライブ!版権元のサンライズから同サイトのドメインを得たと考えられる。
ドメイン移管とは何か。関係各社に取材したところ、
今回の手法に加え、新たな危険も見えてきた。

◆はやぶさ2、人工クレーター作る実験に成功 「宇宙探査の新しい手段を確立」
 http://rd.itmedia.jp/251X 
「本日、私たちは宇宙探査の新しい手段を確立しました」
――宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月5日、探査機「はやぶさ2」が
小惑星に人工的なクレーターを作る実験に世界で初めて成功したと発表した。

◆「マリオ オデッセイ」「ゼルダBotW」が“VR対応” Nintendo Laboで新機能
 http://rd.itmedia.jp/251V 
任天堂は4月5日、Nintendo SwitchにVR(仮想現実)機能を追加できる
「Nintendo Labo:VR Kit」を使って、ゲームソフト「スーパーマリオ オデッセイ」
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」を遊べるようにすると発表した。
発売済みのゲームタイトルにVRモードを加える。

◆あの作業の妨げから解放
 ――Windows 10の更新プログラム、最大35日のインストール延期が可能に
 http://rd.itmedia.jp/251U 
Microsoftは2019年4月4日(現地時間)、Windows 10の更新プログラムについて、
5月の大型アップデート「Windows 10 May 2019 Update」からは
ユーザーの判断で最大35日間、インストールを延期できるようにすると発表した。

◆Amazon、小型衛星によるインターネットサービス構想「Project Kuiper」を認める
 http://rd.itmedia.jp/2521 
米Amazon.comが小型衛星によるグローバルなインターネット接続構想
「Project Kuiper(カイパー)」に取り組んでいると
米GeekWireが4月4日(現地時間)に報じ、Amazonもこれを認めた。

◆「ボカロPになる」「デザインで生きていく」
 ――N高が恒例“VR入学式”開催、夢持つ新入生集う
 http://rd.itmedia.jp/251T 
「音楽と絵が好きで、ボカロPとイラストレーターを目指して活動しています。
活動にはお金がかかるから、アルバイトもしたい。できることを増やすために、
ネットの高校に通うことにしました」――角川ドワンゴ学園が運営する
通信制高校「N高等学校」(N高)に入学したばかりの女子生徒は、
取材に対してこう話す。

◆「au PAY」「d払い」「PayPay」還元合戦の裏にある狙い
 http://rd.itmedia.jp/2523 
通信キャリア3社が関わるモバイル決済が出そろい、横並びの“還元合戦”の
様相を呈してきたが、その狙いはそれぞれ異なるようだ。
各社の強みと目的を整理する。

◆弁護士が解説 “平成30年改正著作権法”がビジネスに与える「衝撃」
 http://rd.itmedia.jp/2520 
2019年1月1日に施行された平成30年改正著作権法は、
「デジタル化・ネットワーク化の進展に対応した柔軟な権利制限規定の整備」
「教育の情報化に対応した権利制限規定の整備」
「障害者の情報アクセス機会の充実に係る権利制限規定の整備」
「アーカイブの利活用促進に関する権利制限規定の整備等」
の4点をその内容としています。

◆「作れなかったものが作れる」 中国企業傘下に入った東芝ライフスタイルの今
 http://rd.itmedia.jp/2525 
「以前は作れなかったものが作れるようになった」──4月3日、
およそ4年振りに開催した家庭用エアコンの新製品発表会で、
東芝ライフスタイルでエアコン事業部長を務める鈴木新吾氏はそう語る。
4年の間に親会社が代わった。

◆AmazonがAirPods対抗Alexa搭載無線イヤフォン開発中とのうわさ
 http://rd.itmedia.jp/251Z
米Amazon.comが米Appleの「AirPods」のようなAIアシスタント搭載の
完全無線イヤフォンを開発中だと、米Bloombergのマーク・ガーマン記者が
4月4日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話として報じた。
早ければ下半期には発表される見込みという。

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     コラム:なぜドメイン乗っ取りが起きたのか
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アニメ「ラブライブ!」シリーズの公式サイトが一時、何者かに乗っ取られ話題とな
りました。犯人は「ドメイン移管」という手続きで同サイトのドメインを手にし、自
身のサーバへ誘導するようDNSサーバも書き換えたようです。

ドメイン移管は基本的には違法性のない通常の手続きなのですが、「10日以内に登録
者が返事をしないと申請者にドメイン上げちゃうよ」(意訳)という仕様があり、ど
うやら犯人はこの辺りのルールを悪用したということです。

ドメイン移管についての詳しいことは以下の記事にまとめています。

ラブライブ!公式サイト乗っ取りに使われた「ドメイン移管」の仕組みとは
“10連休”に危険潜む?
 http://rd.itmedia.jp/2522 

記事の最後には、「10日以内に返事をしないといけないということは、今年のゴール
デンウイークが10連休でまずいかもしれない」という記者自身の見解も載せていま
す。記事の反応で読者からもすでに寄せられていますが、10日間というのはちょっと
短すぎる気がしますね。

そもそも、なぜ第三者へのドメイン移管なんてものがあるのかと疑問に思う方もいる
のではないでしょうか。

この理由の一つには、誰かがドメインを取ってそのまま放置すると、誰もそのドメイ
ンを利用できなくなってしまう可能性があるという問題があります。もちろん、基本
的にはユーザーが契約を解消すればレジストラはそのドメインを他者に割り当てられ
るようにするのですが、何らかの理由でユーザーがいないのにレジストラがドメイン
を持ったままという事態も考えられます。

こういうときに、「返事がなければドメイン移管を承諾したとみなす」としておけ
ば、持ち主のいなくなったドメインの再利用がスムーズにいくというわけです。

最近、某ネット媒体が所有する現実の倉庫が壊されたのに、どうも破壊者を刑法で罪
に問えなさそう、ということが話題になってましたね。あれも、建物の所有者が見つ
からない際に土地の再利用をスムーズにすることを目的にした法律の悪用例のようで
す。

リアルでもネットでも、法やルールの上にあぐらをかいていると、思わぬところから
足をすくわれかねません。自身が持つ権利はしっかり主張していきましょう。

                              (編集部 井上)


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本特集では「RPAで仕事が変わる」をテーマに
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